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人材のバランスシート化を試みる
「わが社の最大の資産は人材です」といった経営者の発言は、昔からよく見かける。しかし「その資産価値はどれくらいですか?」「どのような物差しで人材を資産と見なしていますか?」という質問を投げかけると、答えに窮するはずだ。何故なら、人材の資産価値というテーマに対し様々な学説はあるが、現在のところ誰もが納得できるだけの解に至ってないからである。
資産と言うからには、数値化できることが大前提である。企業では、世界共通の会計基準として、資産をバランスシートで表現することになっている。しかし、そこに人材は資産として表現されない。会計基準では、人材は資産の対象ではないのだ。唯一、人材が会計に反映される箇所は、PLと言われる損益計算書の費用の中である。つまり会計においては、人材は単なるコストとして見なされている訳だ。
企業にとって人材は資産である、という考え方自体には、誰も反論しないであろう。資産であるならば、バランスシートで表現できるはずである。此処で紹介するのは、敢えて会計上のバランスシートから切り離し、人材のみにフォーカスし、バランスシートとして表現を試みた企業の紹介である。
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