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【雀武杯】初めての固定チーム戦・コーチングを経験して
はじめに
皆さんこんにちは、ルビコン(AC6)で傭兵 兼 絵師をしています、Ryu-と申します。
今回は2/15に開催されたチーム戦初心者向け大会「雀武杯」に参加してきましたので、その際に受けたコーチング内容や感想などを書き連ねようかと思います。
※チームメンバーに本投稿内容を確認頂いてますが、不明点等あればまずはRyu-までご連絡ください。
トピックス
自分自身の振り返り用としての側面もあるため大分グダりそうですので、先に取り上げるポイントを列挙しておきます。
お好きな章を見て頂ければ。
雀武杯とは
先日第2回を迎えたチーム戦初心者向け大会で、今回の大会は「選手3人+コーチ1人」で取り組む形式になりました(詳細はこちらをご覧ください)。
最初お声がけ頂いた際の、大会に対する率直な感想は「大会のレベル高すぎない...?」です。
「シングル力(タイマン能力)」の高いメンバーが非常に多く、チーム戦の基礎ができているチームが大半。
優勝候補筆頭と言われたいくつかのチームについては、素人目に見ても明らかに動きや判断速度・深度のステージが違ったのを覚えています。
私自身チームランクマでSランクは取得していたものの「これは勝負になりそうにないから、記念参加になりそうだなぁ」と当初は思っていました。
ですが最終的には「適切な環境が整えば、チーム戦初心者でも優勝候補チームに肉薄できる」と証明できる結果になったと思っています。
チーム「お前もファンアートにしてやろうか?(おまファン)」とは
おまファンは「彼誰ろろろさん」コーチのもと「badtriperさん(リーダー)、お酢さん、Ryu-」というメンバーで構成されています。
リーダーの「絵師のみで構成されたチームを結成したら面白いのでは?」というアイデアから、各メンバーにお声がかかりました。
チームのスローガン?は「皆で楽しく!」で、某Vtuberチームに負けないくらい和気あいあいとしていたと思います(配信裏で、よくおぎゃばぶ言ってました)。
■メンバー紹介(敬称略)
彼誰ろろろ:歴戦のダブルブレーダー、非常に物腰の柔らかな巨乳お姉さん先生です...ええ、最高です...
badtriper:チームメンバー唯一の固定チーム戦大会経験者(前大会3位)、メンバーの悪ふざけも笑って許してくれる懐の広いイケオジです...でも3歳ですおぎゃ
お酢:有名な重2天使砲使い、快活明朗な性格で愛される紅一点...最近調味料からシスターに進化しました、最高ですね!!
Ryu-:シングルではパルRBを使用、あまのじゃくな性格で相手の弱点を突く戦い方が好き...最近JKに転生しました!!
おまファンのチーム戦におけるステータスはこんな感じかなぁと思っています(個人的感覚で書いているのであくまで目安だと思ってください)。
後述しますが、私見ではこのチーム特性を上手く生かすこと事が出来たので、良い結果を生み出せたのだと思っています。
彼誰ろろろ:コーチ力S+、チーム戦理解度S、適正:インファ
badtriper:タイマン力S-、チーム戦理解度A-、機体:W重ショ赤月光中2
お酢:タイマン力S-、チーム戦理解度B+、機体:W重ショWLCD重2
Ryu-:タイマン力A-、チーム戦理解度A+、機体:W重ショパルブレ中2
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コーチング内容
教える側・教わる側で感覚が大分違うと思いますが、一旦教わる側として記載します。
教える側のお話は、ろろろ先生の以下配信などをご覧ください。
教わったポイントは、大きく以下の通りです。
これらを座学も踏まえながら、段階的に取り入れていった形となります。
ろろろ先生としては「特定の仮想敵に対するメタをはるのではなく、チーム戦の基礎をしっかり習得してもらう」というのが基本コンセプトだったようです。
(ただそれだけだと今大会で優勝したレガリア村には勝てないとろろろ先生は感じていたようで、相談した際にかなり苦悩していたのを覚えています)
①フォーカスをしっかり合わせる事
⇒そもそもチーム戦初心者だったため、味方と足並みを揃える事の重要性を最初に教えてもらいました
初めての練習試合で、途中からろろろ先生の指示のもとこれをやったところ、対戦相手もビックリする程動きが変わったので凄く衝撃的でした
②タイマンで相手に勝ちきる意識を強く持つ事
⇒おまファンはタイマンが強い機体が多かったので、この意識を強く持つように教えられました
ろろろ先生と1on1トレーニングなどを通して、疑似タイマンに少し自信がつきました
③試合の流れをしっかり見定め、柔軟に対応する事
⇒①②が出来てきた段階で、特定のターゲットをずっと追うのではなく、都度最適なタイミングでターゲットを素早く切り替えるようにとアドバイスがありました
若干①と相反する教えだったので戸惑ったメンバーもいたのですが、最終的に③が大きな成果を生み出してくれたと思っています
教わったポイントだけ見ると「まぁチーム戦の基礎だし、普通だね」となると思うんですが、上記ポイントに対するろろろ先生の教え方がかなり良かったと感じています。
具体的には「PDCAサイクル」「少しレベルの高い目標・課題を都度適切に設定」「適切にフィードバック・褒めるを取り入れる」となります。
今回はこちらにフォーカスを当てて話していこうと思います(上の①②③は書きすぎると対戦相手に対策されてしまうんでね...ごめんよ!)。
■PDCAサイクル
Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を回して、精度を上げていくフレームワークです。
雀武杯に参加されているチームは、練習試合などを通して皆さん実施していたかと思います。
おまファンはこの回数がかなり多かった気がしており、この恩恵を大きく受けたのでは?と思っています(週4-5何かしらやっていた)。
ここは今回の成長を支えた土台部分なので、一旦ここまで。
■少しレベルの高い目標・課題を都度適切に設定
ここはろろろ先生がかなり上手にコントロールしていた気がします、相当観察眼が良いんだなぁと感心していました。
特に上で挙げた③への移行が見事で、③の座学後の練習試合でおまファンの実力が1段階上がっていたのを見て「もしかしたら優勝が狙えるかも」とワクワクしたのを覚えています。
この取り組みは本来かなり難易度の高いものなのですが、ろろろ先生自身もいつも以上のパフォーマンス(120点)をたたき出していたんじゃないでしょうか。
ろろろ先生ご本人の資質もあると思いますが、メンバー育成に対して相当の労力を割いて頂いたはずで、この場を借りて感謝をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。
(対戦動画などをお送りすると超細かに解析した上で「良かった所、悪かった所、その時点で直すべき最重要ポイント」を分かりやすく解説して下さって、目から鱗ばかりでした)
■適切にフィードバック・褒めるを取り入れる
ここはろろろ先生の手腕もさることながら、チームメンバーも相当良い動きをしていたと思います。
一般的にフィードバックには「ポジティブフィードバック(良かった点を伸ばす)」「ギャップフィードバック(悪かった点を改善する)」とありますが、後者はフィードバックを受ける側の受け止め方が非常に重要です(ダメ出しは、誰しも良い気分はしないですからね)。
ここに対してメンバーはろろろ先生を信頼して皆素直に指摘を吸収し、吸収した以上に成長していた点が本当に素晴らしかった。
ろろろ先生としてもフィードバックしやすい環境だったのではないでしょうか。
特にその雰囲気を支えていたのがバットリさんで、良い感じで「ゆるさと朗らかさ・熱量」をコントロールしており、まさにおまファンのリーダーとしてふさわしい立ち振る舞いだったと思います。
またお酢さんも持ち前の明るさと豪快さ(とLCDと天使砲)で、色んな不安を吹き飛ばしてくれたのは凄く心強かったです。
あと巨乳で美人なお姉さん先生に褒められるって...良いよね...
上記3取り組みの相乗効果により、大会数日前あたりから急激に勝率が上がり、チームとしてのパフォーマンスがグッと良くなりました。
(最終スクリムでは、ずっと全敗だったチームから、勝ち星をとれるレベルにまで一気に成長しています)
今回集まった面々のかみ合わせが良かった点は多分にありそうですが、他チームへの横展開も考えても良いレベルだと感じます。
大会振り返り
さてお待ちかね、各試合の振り返りとなります。
試合としては2チーム分(2本先取のBO3形式)、「REGALIA VILLAGE(今大会優勝チーム)」と「ヤニモンファイトクラブ」です。
両チームとも負けてしまいましたが、双方とも最終試合までもつれ込んでおり、初心者チームとしては大健闘だったと考えています。
(この振り返りは、あくまで私の視点からの感想である点、ご認識ください)
それではまずはREGALIA VILLAGEから。
①REGALIA VILLAGE(レガリア村)との対戦(1勝2敗)
大健闘の理由の一つ、優勝チームであるレガリア村から全チームで唯一おまファンが勝ち星を勝ち取りました。
正直1回戦は出来過ぎた結果でした、まさかあのレガリア村から勝ち星取れるなんて思っておらず「バットリさんとお酢さん、凄すぎない??」と私自身困惑していました。
いやね後で書きますが、作戦を考えたのは私なんですけど、作戦の2倍凄い成果出すとは思わないじゃないですか?
しかも作戦伝えたの、試合直前ですよ??
私は恐ろしい化け物を育ててしまったのかもしれない...
冗談はさておき、試合前時点でこの対戦カードを俯瞰して、私はこういう評価をしていました。
おまファン:総合力ではレガリア村の2段階下、DPSはこちらが上、状況判断に荒はあるが「相手の考えていることは理解できる」レベルに達している
レガリア村:総合力・個人能力ともに最強格、主任六型さんの指揮のもとチーム統制がヤバイ、おまファンが突ける弱点らしい弱点がない
これに勝つってどうすりゃいいのさ...と2日ほど頭を悩ませた結果、ふと天啓が降ります。
「レガリア村、チーム連携が完璧すぎて、動きが読みやすくない??」と。
レガリア村の練習試合アーカイブを見ていると「7割近くの確率で、誰かのスタッガーに主任さんがLCDチャージを合わせる」という戦法を取っていました。
これは逆に言うと「LCDチャージさえ入らなければ、TAを吐かずに済む」と同義だと推測したんです。
それを仮説として色々詰めると「主任さん、蹴りまくって止めればうちのDPSなら勝てるんじゃね?」となり、作戦「主任さん、あーそーぼー!!(今命名しました)」を決行しました。
1回戦はこれに加えて、以前実績のある作戦「タイムアップギリギリまで我慢して、最後にラッシュをかける」もうまく噛み合ったため、今回の大金星に繋がった訳です。
「まぁちょっとは良い感じの勝負になるでしょ」と思って発案したんですが...バットリさん・お酢さんが、嬉々として主任さんにちょっかいかけに行った時は、笑ってしまいましたねw
2試合目は、正直私の作戦の甘さが露呈して負けた形でした。
1回戦目でここまでの結果が出ることを想定しておらず、相手の動揺をもっと大きくする作戦を考えていなかった、それが敗因です。
(冗談半分で、2回戦目はレガリア村の内部崩壊狙おうぜ!!とメンタルブレイク作戦を立案してましたが、もっとえげつないの考えておくべきでした...反省)
これは主任さん視点のアーカイブを見て戦慄したのですが、1回戦目後の彼らのスイッチの切り替えの早さが異常でした。
1試合目の敗因と我々の狙いを100%理解して、完璧な対策を2回戦目で出してくるとは...ここは流石「龍虎杯レベルと評されるチーム」としか言えなかったです。
私もどこかでレガリア村を甘く見積もっていたんだと、今になって兜の緒を締め直しています。
3試合目は完全に地力で負けましたね。
すぐ見直せる細かい点はいくつかありますが、根本的なチーム戦理解度がおまファンは劣っていて、その差が顕著に出た試合だったと思います。
(2ウェーブ目の始めなどはまさにそれで、きちんと声をかけてセットプレイに持ち込むというマクロが不足していたと思っています)
個人的にチーム戦においては、多少ミクロがミスってもマクロが上手くいっていれば立て直せると思っているので、そこが次の課題だろうなと思っている次第です。
という事で、「今日はこの辺にしておいてやる!!次は見てろよ!!!」と負け惜しみだけ言って次に行こうと思います。
(だんだんRyu-が疲れてきたので、サクサク行きます(白目))
②ヤニモンファイトクラブとの対戦(1勝2敗)(動画はこちら)
ヤニモンは最後の練習試合で一度勝利できたこともあり、全試合正攻法で戦うことを選択しました。
正直、何度も戦っていたためこちらの手の内もそこそこバレており、それしか手がなかったのが実情です。
1試合目、最終盤までは正直こちらが盤面をコントロールできてましたし、狙い通りの試合運びができていました。
細かい問題点はあれど、おまファンの疑似タイマン能力を十分に発揮できており、ウェーブ管理もほぼ完璧だったと思います。
ただ最後におまファンの弱み「チーム戦の基礎力が乏しい」が出てしまったのが敗因でした。
おまファンはチーム戦初心者が多かった兼ね合いで、かなり特化型の育成プランが組まれています(=コーチング内容に記載したもの以外はふわっとしかやってない)。
そのため経験したことない戦術や敵を探す・敵から隠れるといったアクションが、もの凄く苦手です。
これを知ってか知らずかヤニモンチームは完璧なハイドを通しきりました。
この試合は完全に作戦負けでした、お見事!!
2試合目は、1試合目よりも両チーム前のめりな戦いだったように思います。
やはり大会は魔物が住んでますね、頭に血が上っていて冷静な判断ができていないなぁと、今見返すと思いました。
ただ最終的にはそれが功罪両方に働き、おまファンの勝利となりました。
正直この試合は、最終盤のポイント計算もできていなくて、お風呂の中で叫びたくなるレベルなんですよねぇw
最後私がTAを吐いて逃げている時も「やらかしたああああ」と泣きそうになっていました。
ただそこにうちの火力信仰系シスターとなろう系リーダーが颯爽と救出(敵を足止め)してくれて…なんだ、おまファン最高か?ってなり…感情の起伏が激しすぎて死にそうな試合でしたw
運命の3試合目、雌雄は第3ウェーブで決したと思っています。
ここでも明確におまファンの経験値不足が出てしまい、ミリ残しをどう管理してどういうウェーブにするべきか迷ってしまいました。
その後第3ウェーブの差を埋めきれずフィニッシュ…悔しいですが、ヤニモンが一枚上手…お見事でした!!!
でも5点差は凄くない??初心者チームめっちゃ頑張りましたよ!!
最後に
学生時代に戻ったような青春を味わえて、本当に楽しい3週間でした。
日頃関係ないと思っていた画面の向こう側の出来事が、自分に舞い降りるとは…何事もチャレンジしてみるものだなぁと、感慨深く感じております。
最後に3点だけお話して、終わりにしようと思います。
ろろろ先生、レガリア村戦でメタはってすみませんでした。
どうしてもこのチームで何か爪痕を残したかった、その一心で自分のできる事をやりきりました。
不出来ではありましたが、ろろろ先生の教え子としてこの結果を引き寄せられた事を凄く誇らしく思っています。
追伸:ろろろ先生の手ぶらジーンズ土下座楽しみです(
バットリさん・お酢さん、本当に最後まで助けてくれてありがとう!
練習中なかなかうまく嚙み合わなくて、くじけそうになった時もあったけど、二人が真摯にがんばり続けてくれたから最後まで戦う事が出来ました。
セカンドシーズン楽しみにしてるんで、今度は龍虎杯猛者sの奥歯をガタガタ言わせてやりましょう!!
ちなみにその時私はホバタンかもしれない(ホバァ
関わったすべての皆様へ
大会運営の皆さんや参加チームの皆さん・応援してくださった皆さん、お陰で新たなAC6の味を見つけることができました。
同じ趣味の仲間と楽しく遊べる、最高な時間をありがとうございました!!
メンバーや場所は変わると思いますが、また遊んでもらえると嬉しいです。
AC6はいいぞぉー??