＜前編＞つらいけど理解してもらえない…社交不安障害とともに歩んだ軌跡【利用者インタビュー第3回：Mitsuyamaさん】

こんにちは。就労継続支援B型カチカの利用者Ryuです。
今回もカチカの利用者の方にご協力いただき、インタビューをさせていただきました。
特性を持ちながらも、懸命に前に進んできた軌跡を知ることが出来ましたので、ぜひ皆さんもご覧ください。

就Bカチカ利用者：Mitsuyamaさん

今回インタビューさせていただいたMitsuyamaさんは、就労継続支援B型カチカで、広告の運用を主に行っています。
カチカの前は飲食業に5年以上勤めていた経験もあり、その経験を活かしてカチカでも活躍してらっしゃる利用者さんです。
MItsuyamaさんが、どのような軌跡を歩んできたか、カチカに入ってどのように変わっていったか、ぜひご覧ください。

後編はこちら

それでは特性や、病名を教えてください

はい。社交不安障害です。

ありがとうございます。簡単にでいいので、一般的にどのような症状なのか教えていただけますか？

人前で話したり、注目される際に、周りの目だったり発言に敏感になってしまい、気分が悪くなったり、うまくしゃべれなくなってしまう病気です。

私の場合、その環境に慣れれば大丈夫になってくるんですが、初めての場所や、初めて会う人のような状況になると、前日から調子が悪くなってしまいます。
大人数の場所も苦手です

人前に出るときに、強いストレスを感じてしまうんですね。

では、これまでの経歴について簡単に教えていただけますか？

高校二年生から五年ほど飲食店のアルバイトをしていました。

いつ頃から社会不安障害が出てきましたか？

病院で診断されたのは1～2年前なんですが、自覚症状は中学二年生ぐらいからありました。

特性を自覚した時の事を覚えていますか？

中学生の時にテニス部に所属していたんですが、そこでいわゆるイジメみたいなものがあって、グループラインをハブられたり、ボールをわざと当てられたり、陰口を叩かれたりしたんです。
そこから周りの目が怖くなっていきました。

テニス部は何年間所属されていたんですか？

中学一年生から中学二年生の終わりまでは行ってました。
三年生からはだんだんと行かなくなり始めたんですが、テニス部に行かなくても、部活の子たちにはクラスで会わなければいけなかったので、そのしんどさで学校もそのまま行かなくなりました。

そこからだんだんと症状を自覚していったんですね。

自覚症状が出てから、病院に行かれたのはだいぶ後のようですが、病院に行かれるきっかけなどはありましたか？

職場の環境がコロナで大きく変わったのがきっかけだったと思います。
飲食店に勤めて四年目ぐらいでコロナが流行りだして、作業人数が大幅に減らされたんです。
当時仲が良かった人もやめていったり、上司が変わったりして、職場の雰囲気も悪くなっていきました。
それにつれ、自分も調子が悪くなって病院に行きました。

なるほど。それは大変でしたね。

一度周りの目が気になってしまうと、払拭するのは簡単ではないですよね。

ちなみに、Mitsuyamaさんは社交不安障害をお持ちということですが、敢えて飲食業を職場に選んだ理由などはありますか？

家から近かったというのもありましたが、そこで働いている人が家族と面識があったので、入りやすかったんです。
いわゆる裏口ですね笑
そのおかげで「人と会話するのが得意じゃないです」みたいな話もできたので、入った当初は、人とのかかわりが少ないキッチンだけ担当させてもらっていました。
当初は働きやすい環境でした。

やはりそこから働きづらくなってしまったのは、コロナで上司が変わってしまったのが大きいですか？

それもあるし、一番大きいのは今までの上司が人員削減でいなくなってしまったのが大きいです。
いままでの上司がいなくなってしまった事で、自分がその立場に繰上げになってしまったんです。
そうすると、業務量が増えて人とかかわる時間も増えてしまいますし、従業員の管理もしなければならなかったので、それで自分の負担が増えたのが一番の原因です。

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就労継続支援B型カチカとは

私は現在、プログラミングの学習と、今まさに読まれているブログの制作を主な作業として行っています。
作業については、支援員の方が毎日確認してくださるので、自分にあった作業を割り振ってもらえます。
体調が悪い日は、報告すればいつでも休暇をとれますし、在宅での作業もできますので、自分のペースで作業ができます。
「働きたいけど、気分に波がある」「一般就労したいけど、障害があるし、スキルもない」
そんな方におすすめできるのが就労支援B型カチカです。
もし、上記に当てはまる方がいらっしゃるなら、一度相談されてみてはいかがでしょうか。県外の方でも、在宅で作業できますので、応募可能です。
カチカはいつでも利用者様をお待ちしています。

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