【フォロワー4万人越え】インスタ運用の徹底講座『アカウント設計編』
突然ですが質問です。
あなたインスタのプロフィールは、最初に適当に決めて放置していませんか?
インスタにおいてプロフィールとはそのアカウントの方向性を決める非常に重要な部分です。
と言いつつ、実際にご相談をいただいた際にアカウントを見てみると、そもそもプロフィールと投稿の内容に統一感がない、、というケースが非常に多いです。
そこで今回はそんなプロフィールの作りこみ方を中心に、アカウント設計の仕方を1から解説していきます。
「このnoteを見ればプロフィールに関しては完璧」と言えるように網羅性も意識して書きました。
(なんと4000字を超えています、、!!!)
単なるテクニックやコツだけではなく、インスタグラムの理念やアルゴリズムから考えた本質的な戦略の立て方を解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
アカウントの目的&コンセプトの設計
まず最初にプロフィールを作りこむ際に、いきなり「どんなプロフフィール文にしようかな」と考えてはいけません。
何事もまずはその目的から決めることが大切です。
ここは人によってバラバラだと思うので例をいくつか挙げておきます。
目的(ゴール)を決めた後はアカウントのコンセプトを決めます。
基本的には目的に応じて設定します。
その際には「誰に・何を」伝えたいのかを考えましょう。
一つずつ細かく見ていきます。
誰に=ターゲットの設定
もちろんターゲットはアカウントのジャンルによって異なります。
ここで一つ質問です。
ターゲットとなる層のボリュームは大きいほうがいいと思いますか?
それとも小さいほうがいいと思いますか?
正解は後者の「ボリュームが小さい方」です。
その理由はインスタグラムのアルゴリズムに基づいて解説できます。
そもそもインスタグラムはどの投稿をより多くの人に届けるかの選定を、独自のアルゴリズムに基づいて決めています。
そのアルゴリズムにおいていいねと保存数の初速や滞在時間はかなり重要な変数となっています。
当然ユーザーがいいねや保存をするのは、自分好みの投稿や自分の求めている情報に出会った時です。
つまり、幅広い層に一般的な情報を届けるよりも、より狭い層にピンポイントな濃い投稿を届けた方が投稿に対する満足度が高くなりやすく、いいねや保存数の初速が良くなりやすいのです。
特にこの傾向は競合の多いコスメやファッション系のアカウントでは顕著に表れます。
一見より多くの人に有用な情報の方が価値がありそうに見えますが、幅広いターゲットにすればするほど、全員の好みにピンポイントな情報を届けることは難しくなります。
ある程度ターゲットを絞り高評価を得る方が、最終的により多くのユーザーに投稿が拡散されるのです。
では具体的にどのようなターゲットの絞り方があるのでしょうか。
ここでは具体例としてコスメ・美容系のアカウントの場合をご紹介します。
ユーザーの特性をもとに大きく5つに分けられます。
それぞれ好きなコスメのブランドには違いがあるので、ターゲットに合った商品を紹介することでより満足度を高めることができ、アカウントを伸ばしやすくなります。
ここで大切なことは、年齢によってターゲットを絞るのではなく、ユーザーの特性によってターゲットを絞ることです。
インスタグラムは基本的に20代女性が最も多いため、「20代女性」のようなターゲットの絞り方はあまり適切ではありません。
上記にあるように、同じ20代女性でも好きなコスメのジャンルは大きく異なります。
あくまでもアカウントの先には一人の人間がいます。
その人間の特性を明確に想像したうえでアカウントを運用した場合と、なんとなく運用した場合では大きな差がつきます。
そのアカウントが情報を届けたいターゲットの解像度を高めることは、インスタグラムを運用するうえで最も大切な部分です。
何を=届ける情報の決定
ターゲットを決めた後は届ける情報(ジャンル)を決めます。
ここは最初に決めた目的によってある程度方向性が決まっていると思います。
例えば化粧水を売っている自社ECへの誘致が目的の場合は「スキンケア」もしくはもう少し広げて「コスメ・美容」に関する情報を届けることがメインになるでしょう。
ここで大切なことが一つあります。
それは「ジャンルを狭くしすぎないこと」です。
もちろん目的によっては自社商品しか紹介しないこともあるとは思います。
しかし一般的により多くの人に情報を届けるためには、まずはフォロワーを伸ばすことが必要になります。
先ほどの例で言うと、自社の化粧水しか紹介しないアカウントだとどうでしょうか。
基本的には元からそのブランドのことを知っている人しかフォローしようとしないでしょう。
大人気ブランドではない限りフォロワーを自然流入で伸ばすことは難しいです。
じゃあどうすればいいのか。
少しジャンルを広げておすすめのスキンケアをまとめて発信します。
すると、普段からスキンケアの情報が知りたい人が有益な情報を求めてフォローします。
一見自社の商品以外もPRしてしまうので分散して効果がないように見えますが、必ず後者の方が宣伝効果は大きいです。
ただ、どうしてもブランディング的に自社商品しか投稿したくない場合は、別でサブアカウントを作ることがおすすめです。
あまり目立ってないかもしれませんが、サブアカウントをうまく集客に活用しているEC事業者さんは意外と多いです。
ここで重要なのは「誰に=ターゲットの設定」で述べたように、あくまでもジャンルとしては広くても、自社の商品と相性の良い志向性を持ったユーザーを絞ってターゲットにしているということです。
アカウントを伸ばすだけではなく、目的を達成するためにもターゲットの特性は絞ることが重要です。
トンマナ
「トンマナ」という言葉を聞いたことがありますか?
トンマナとは簡単に言えばそのアカウントの「世界観」のことです。
例えばこれは弊社で運用しているアカウントの一つです。
このように写真にふちを統一することは、かなりわかりやすく世界観を統一できます。
しかし、このようなふちをつけることは必須なのか?と言われると答えは「NO」です。
世界観の統一はかなり重要です。
ただその世界観を作るためには「ぱっと見の統一感」は必ずしも必要ではありません。
それよりも、「内容(伝えるメッセージ)的な統一感」の方が重要です。
(もちろんジャンルによっては「ぱっと見の統一感が重要な例外」もあります)
誰に=ターゲットの設定で絞ったターゲットが好む情報を一貫して投稿し続ける。
そうすることで、ターゲットがそのアカウントを見たときに、「なんとなく自分の好みな情報がまとまっているアカウント」だと思わせることができます。
SNSの本質はあくまでも「コミュニケーション」です。
あくまでもユーザーに「伝えたいメッセージ」に統一感を持たせることで、より濃いファンを獲得することができます。
プロフィ―ル文章
あなたのプロフィール、適当に最初決めたまま放置していませんか?
プロフィールの文章はかなり重要です。
なぜなら基本的には以下のフローでフォロワーは増えるからです。
プロフィール文を見ずにフォローされることはあまりありません。
じゃあどのようなプロフィール文にすればいいのか。
基本的にはそのアカウントのコンセプトを文章で表現しましょう。
上記で解説したように、まずはアカウントのコンセプトを「誰に・何を」で考えます。
そしてその内容を文章で表現することがプロフィール文の役割です。
例えば下記のアカウントの場合はどうでしょうか。
このようにプロフィール文にまとめることで、ユーザーにとってフォローする理由が明確になります。
その際はできるだけ簡潔に情報をまとめましょう。
そのためには、例えば箇条書きにするなども有効です。
特に一番意識すべきことは、ターゲットがプロフィールを見たときに、「このアカウントは自分好みの情報をまとめている」と思わせることです。
いかにユーザーにとって自分が当てはまると思わせるか、そのためにも定期的に見直して改善していきましょう。
また、意外と見落としがちなハイライトもユーザーに情報を伝えるために有効に活用すべきです。
ストーリーを活用した施策をハイライトとしてまとめたり、アンケートのランキング結果を載せたりと、使い方は様々です。
ストーリーをうまく活用しているアカウントと、まったく活用していないアカウントでは印象が全く異なります。
ぜひ積極的に活用しましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は「インスタ運用の徹底講座」シリーズの3記事目として「アカウント設計」について解説しました。
実際に他社様のインスタ運用についてご相談をいただく際にも、まずそもそもの「アカウントのコンセプトや方針」が明確に定まっていないことが非常に多いです。
ここが明確に定まっていないと、どんなにいい施策を打ったり質の高い投稿をしたとしても、効果を最大化することはできません。
ぜひこの機会にアカウント設計を再度見直してみてはいかがでしょうか。
最後に、弊社では企業様のインスタ運用の支援を行っております。
そこで、実際に弊社で運用しているアカウントの月間推移レポートを現在無料で公開しております。
また、Instagramで集客をするためのメソッドに関してはこちらも参考にしてみてください。
また今回のnoteは全3部作となっておりますので、ぜひ残りも読んでいただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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