2024年診療報酬改定のポイント
2024年の診療報酬改定では、医療、介護、障害福祉サービスのトリプル改定が行われます。これは6年に一度の大規模な改定で、超高齢社会に対応した医療提供体制の構築を目指します。
改定のポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
医師の働き方改革の推進。2024年4月からは勤務医に対する時間外労働の上限規制が適用されます。診療報酬では、柔軟な勤務体制やデジタルツールの活用、タスクシフティングなどを評価します。
第8次医療計画の反映。増加する高齢者の救急や特に配慮を要する救急患者の受け入れを支えるため、地域における救急医療機関の役割を明確化します。また、入院、外来、在宅などの医療機能の分化と連携を進めます。
医療DXの推進。診療報酬改定の施行時期を2ヶ月後ろ倒しにすることで、システム改修の負担を軽減します。また、共通算定モジュールや共通算定マスタ・コードの開発・運用、標準様式のアプリ化とデータ連携などを行います。
がんや感染症、難病などの対策の強化。がん診療連携拠点病院や感染症対策強化病院などの評価を見直し、患者のニーズに応える医療の提供を支援します。難病の診療報酬についても、適切な診断や治療の実施を促進します。
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