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『クジラがしんだら』が問いかける命の循環――新江ノ島水族館で原画展開催



海の王者・クジラが命を終えたとき、その体はどのように海の中で役割を果たすのか。童心社から出版された絵本『クジラがしんだら』は、そんな壮大な生命の営みを描いた物語です。そして、この絵本の世界をより深く味わうことができる原画展が、2025年3月1日から新江ノ島水族館で開催されます。

『クジラがしんだら』とは?

『クジラがしんだら』は、江口絵理さんが文を手掛け、かわさきしゅんいちさんが絵を担当、藤原義弘さんが監修した科学絵本です。この作品は、海の中で繰り広げられる「鯨骨生物群集(げいこつせいぶつぐんしゅう)」の生態系をテーマにしています。

大海原を悠々と泳ぐクジラも、やがて命を終え、海の底へと沈んでいきます。しかし、そこで終わりではありません。クジラの体は多くの深海生物たちの命を支え、新たな生命の営みが始まります。この絵本は、命のつながりや循環という壮大なテーマを、わかりやすく、そして美しいイラストとともに伝えています。


原画展開催!新江ノ島水族館で絵本の世界に浸る

この度、新江ノ島水族館では、「えのすいの深海展」の関連イベントとして、『クジラがしんだら』の原画展を開催します。原画展では、絵本に登場する迫力あるクジラや深海生物たちの原画が展示され、絵本の世界をじっくりと味わうことができます。

絵・かわさきしゅんいち
『クジラがしんだら』江口絵理・文/かわさきしゅんいち ・絵/藤原義弘・監修 (童心社)より


原画展の詳細

  • 期間:2025年3月1日(土)~4月6日(日)

  • 場所:新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)えのすいeco環境水槽 横

また、同時開催の「えのすいの深海展」では、館内の「深海Ⅰ」「深海Ⅱ」の常設展示とあわせて、100種類以上の深海生物が紹介されます。さらに、この展示のメインビジュアルやイラストを手掛けたのも、『クジラがしんだら』のイラストを描いたかわさきしゅんいちさん。絵本と展示がリンクしながら、深海生物の世界を深く知ることができる貴重な機会となっています。

命の循環を知ることで広がる世界

『クジラがしんだら』は、子どもだけでなく、大人にとっても多くの気づきを与えてくれる一冊です。クジラが命を終えても、それが次の命へとつながる――この生命の連鎖は、私たちの身近な世界にも通じるものがあります。

「命はどこからきて、どこへ行くのか?」

この問いを考えるきっかけとして、ぜひ絵本を手に取り、そして原画展へ足を運んでみてください。

まとめ

  • 絵本『クジラがしんだら』は、クジラの死と深海生物の生態系を描いた科学絵本。

  • 2025年3月1日から4月6日まで、新江ノ島水族館で原画展を開催。

  • 「えのすいの深海展」と合わせて、深海生物の世界をじっくり学べる。

この機会に、生命のつながりの神秘を感じてみませんか?

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