扁桃腺摘出手術時の記録
2016年4月に扁桃腺摘出手術を受けた際の記録を公開する。
当時感じたままに書いたことを、ほぼそのまま載せる。
記事自体は無料で公開しているが「参考になった」とか「手術お疲れ様」とかあったら、100円で何もない有料部分を購入して欲しい。
□ 手術に至る経緯
2014年に扁桃腺が酷く腫れて、1週間入院することとなった
その時は投薬治療で回復したが、同じシーズン中にもう一度扁桃腺が腫れてしまった為、主治医より扁桃腺摘出を考えるのもアリとの話を受ける
2015年末に仕事を辞めて長期療養する事になった為、これを機会に扁桃腺摘出手術を受けることとした
□ 出術前日までの準備
基本的に病院から言われたものを用意するだけ
必要なものは病院内のコンビニで購入することができる
全身麻酔を伴う手術の為、T字帯とか前開きの服とか普段余り聞き慣れない感じのものが必要になる
常用薬があるので、主治医と相談をする必要がある
入院期間中の暇つぶしに指輪物語を持っていく
□ 出術後当日
【術後安静三時間】
酸素マスクとエコノミー症候群防止の機械を装着
術後は麻酔の影響で余り思考と認識が鈍い
変な高揚感?痛み?
部屋に戻って一時間ぐらいで眠れた
鼻詰まりの感覚
→喉の腫れと手術時の出血が残っていたため?
鼻呼吸が出来なかった
→口内の乾燥感があった
痛みはわずか
→ズキズキ
喋りづらい
□ 手術翌日
【起床時】
嘔吐
→血と胃酸が出た
微熱:36.9℃
血圧:高い(150-98)
起床後に軽いめまい
→軽い貧血?
嘔吐により少し痛みがます
→ヒリヒリする感じ
うがいで楽になる
→がらがらうがいで凄く楽になった
喉の奥にかさぶたがある感覚
鼻詰まりの感覚は薄れた
耳が変、トンネルのなかに入った時の感覚
しかし、耳抜きは怖いのでやらない
【夕食時】
夕食から流動食
→少しずつ、含んでは飲み下す
かさぶたが取れる怖さがある
嚥下時の痛みは微小
しみる感じはない
完食
点滴のため空腹感はないが、
おもゆで胃が活発になるのを感じる
→ゲップあり
痛みより違和感を強く感じる
異物感?腫れ?かさぶた?
寝ると喉の奥が詰まる感じ
→鼻呼吸できない
→横向きだと大丈夫
【就寝時】
就寝は座った態勢
少し背中を倒して軽く横向きになる
□ 手術後1日目
【起床時】
睡眠時間:2〜3時間
朝体温:37.3
舌の奥、喉の腫れで喋りにくい、呼吸しにくい
痛みは無し
【朝食、昼食、夕食】
朝食、三分粥
→完食
食後の薬とうがいで幾分楽になった気がする
昼食、三分粥
平熱、血圧正常
夕食、三分粥
□ 手術後2日目
体温:微熱
睡眠は三時間、二時間の計五時間
乾燥の痛みと息苦しさで目が覚める
うがいで幾分楽になる
天気雨で冷えるのか、若干の寒気
厚着を心掛け、なるべく寝て過ごすことにする
朝食、五分粥
微熱、血圧正常
扁桃が大きかったので大分切ってるらしい
舌ベロ付近まで
昼食、五分粥
舌の腫れが引いてきた感じはあるが、未だ動かし辛い
夕食、五分粥
発熱38.0
発熱のせいか、少しふらつく
寒気なし
解熱剤ロキソニンを1錠服用
就寝時体温:36.6℃
□ 手術後3日目
喉の乾燥で痛み、睡眠三時間程
起床時体温:36.7℃
朝食、全粥食
昼食時体温:37.0℃ 寒気なし
昼食、全粥食
夕食時体温:37.5℃ 若干の寒気あり
夕食、全粥食
喉と舌奥の痛み、左側は小さく感じる
右側はまだ
就寝時体温:36.9℃ 寒気なし
□ 手術後4日目
朝食、全粥
右?のかさぶたが取れているらしい
出血はなし
5日目からまた出血のリスクがあがるとのこと
全がゆを完食できるようになるまでは、大抵はもっと時間が掛かるらしい
口からの呼吸時に傷口の辺りが染みる(左側)
昼食、全粥
嚥下時に今までより強い痛み
→食前のポンタールがなかったから?
夕食、全粥 桜餅付き
19 〜21半睡眠、喉の強い痛みで覚醒
舌奥の痛みわずかまで下がるも、扁桃の奥の上辺りに激しい痛みを感じる
水分補給とうがい薬によるうがいで改善
痛み止めは様子見
□ 手術後5日目
起床時体温:37.4℃
朝食、全粥
引き続き痛み強し
痛くて食欲ないが完食
今日が一番出血リスクが高い5日目とのこと
手術を受けたことを今凄く後悔している
何故こうなることを予想していなかったのか
事前の知らせはあった筈なのに…
と考えてしまうぐらいに痛みが辛い
昼食時体温:36.7℃
昼食、全粥
夕食時体温:36.8℃
夕食、全粥
18時30分 夕食後のうがい時に出血
微量のため氷水を口に含み、氷嚢を首に当てて止血、様子見
20時00分 一時間半経過も出血止まらず
食後のため全麻は避けたい、そこまで緊急を要する状態ではないとのこと
止血薬を点滴して様子見
退院は週明け以降に延期
21時00分 出血極微量に
21時30分 飲み込んでいた血を数度に繰り返し嘔吐
22時30分 出血が止まらない為、手術決定
気管切開の可能性が若干あり
この手術の後、再出血すると確定で気管切開確定
22時45分 手術開始(全身麻酔)
00時15分 手術終了
首の痛み(手術中の体制が起因)が酷くて眠れず
アイスノン→効果なし
氷枕で落ち着く
胃の中の血液を嘔吐
朝までに三回
うがい不可のため口内が気持ち悪くて眠れず(酸っぱい、鉄の味)
五時過ぎにうとうとし始める
えづく感覚で目が覚める
浅い睡眠を繰り返すも元気に
□ 手術後7日目(再手術後翌日)
終日禁食、点滴有り
抗生剤8時20時に2本づつ
うがいは軽く、水分補給不可
朝頃から時折、痰が絡む
喉の奥の為吐き出せず飲み下す
血の味はなし
朝時体温:37.1℃
昼時体温:37.0℃
夜時体温:36.8℃
細かくしか睡眠がとれない
仰向けになると鼻呼吸ができなくなる
つばを飲み込む際に息が詰まる
咳き込む
点滴の管(右手甲)が気になる
□ 手術後8日目(再手術後1日目)
終日禁食二日目
うがいと水分補給は許可
朝時体温:36.7℃
昼時体温:36.8℃
昼過ぎから喉がいらつく
咳が頻度を増して出るようになる
夜時体温:37.2℃
咳止め処方
メジコンのおかげでとても楽になる
咳の出易い向きがある
左側を下にして眠ると咳は楽に
その他身体が楽な向きは右側が下の時なのだが
深夜2時頃 咳で覚醒
手術後一番の良質な睡眠に思える
ハップのおかげでもある
□ 手術後9日目(再手術後2日目)
舌顎?舌の付け根?舌根?の辺りに強い痛み(違和感?しびれ?)
10分程で問題ない程度に
引き続き絶食
朝時体温:36.7℃
朝食時間帯には、少し仰向けに寝られるようになった
咳き込むのと息苦しい
昼時体温:36.8℃
昼まで一眠り。起床時最高の調子
夜時体温:36.8℃
仰向けに就寝は出来そうだがどうしても口呼吸になるので断念
深夜や起床時に舌奥の痛み
10分強で痛みは消え始める
日増しに強くなる?
□ 手術後9日目(再手術後3日目)
朝時体温:36.8℃
禁食最終日
かさぶた剥がれ始め(自然)
痛みが強くなるタイミング
昼時体温:36.7℃
昼過ぎに左のかさぶた取れた気がする
夜時体温:36.8℃
夕方には右のかさぶたも取れた気がする
深夜1時過ぎ、舌奥の痛み発生
5時頃までは睡眠で痛みが出る
横になってるだけでは出ない
他の時間帯には出ない
□ 手術後10日目(再手術後4日目)
朝時体温:36.6℃
朝食禁食
しゃべるのは楽になった
昼食時体温:36.7℃
昼食、三分粥 → 完食
りんごジュースがしみた
夕食時体温:36.8℃
夕食、三分粥 → 完食
ゆっくり食べないと痛い
うがい時に極微量の出血
血が交じる程度
継続なし
□ 手術後11日目(再手術後5日目)
ぐっすり眠れた
起床時に口の中の乾燥がひどい
朝食時体温:37.2℃
朝食、三分粥
りんごジュースがしみる
担当医「上側は綺麗になってきた。
下側を重点的に焼いてるので、そちらはまだまだ」
昼食時体温:36.9℃
昼食、五分粥 → 完食
夕食時体温:36.2℃
夕食、五分粥 → 完食
飲み込むのが痛いのでゆっくりたべる
□ 手術後12日目(再手術後6日目)
朝食、五分粥
昼食時体温:36.6℃
昼食、五分粥
夕食、五分粥
まだ左側を下にする態勢以外では長時間寝るのは辛い
夜中に乾燥と痛みで目が覚める
夜中の水分補給は必須
□ 手術後13日目(再手術後7日目)
朝食、五分粥
担当医より、下側も綺麗になってきているとのこと
再出血のリスクが高いところは越えた
このまま退院となる
□ 退院時
傷口は大分綺麗になっているとのことだが、まだ粘膜が完全ではないので注意は必要
食事制限は解除されたが、自主的に続ける方向
ひきつり等は、月単位での回復になるとのこと
まだ、連続で水を飲めない(1回ずつ飲み下す)
あくび、しゃっくりで痛み(ひきつり?)がある
麺をすする行動が痛い(喉の圧で行う動作だから)
□ 手術後1年経過
季節の変わり目に訪れる喉の煩わしさは無くなった
しかし、喉が腫れやすい体質が変わったわけではない
その為、喉の痛みを感じた時は、喉奥が腫れている事になる = 重症化
今まで以上に喉のケアに苦心することになる ※マスク必須
【他のツラい点】
喉うがいがやり辛い
ストローで飲み辛い
歯医者での治療が辛い(口開けっぱ、苦しい)
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