エピソード⑦：世界一幸運な男、九死に一生を「7回」経験する

これを読んでいただいてる皆さんは自分のことを「運がいい人」と思いますか？
私は割と「運がいい人」だと思ってます（笑）
世の中には「運がいい人」と「運が悪い人」がいますが、ある一人の男は、歴史上「世界一幸運な男」として記録されています。彼の名前はフラン・セラヴィク。彼の人生は、まるでフィクションのような奇跡の連続でした。

それは1950年代のこと。クロアチアの音楽教師だったセラヴィクは、ある日、列車に乗っていました。ところが突然、列車が脱線し、谷へと転落。乗客17人が死亡するという大事故でした。しかし、奇跡的に彼は車両から投げ出され、軽傷で済んだのです。

「運が良かった」と思ったのも束の間、それから数年後、彼は飛行機事故に遭遇します。飛行中の飛行機のドアが突然吹き飛び、彼は外へ投げ出されました。普通なら確実に命を落とす状況ですが、彼はなんと干し草の山の上に落ちて無傷。飛行機は墜落し、乗客全員が死亡しました。

これで終わりではありません。その後も、彼はバスの転落事故に巻き込まれたり、車が爆発したり、何度も命を落としかけました。しかし、どんな大事故でも彼は必ず生還したのです。

そして、極めつけは1996年のこと。彼は宝くじを買い、ついに「100万ドル（約1億円）」を当てました。彼はこれまで7回も死の淵から生還してきた男。まさに「命の代償」として、運命が彼に大当たりの賞金を与えたのかもしれません。

世界には「運がいい人」がいるものですが、ここまでくると、もはや運命の神に愛されているとしか思えません。フラン・セラヴィクの人生は、「人生はどんなに不運なことが起きても、最後には思いもよらない幸運が訪れる」ということを教えてくれるのかもしれません。