見出し画像

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を今観ると色々面白い話

昨晩、久しぶりに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観ましたが、やっぱり面白い。何度観ても飽きないし、ストーリーも無駄がなくてテンポがいい。1985年の映画なのに、今観ても古臭さを感じないのはすごいと思います。でも、改めて観ると、時代的な考察とか俳優陣のその後とか、色々と気になるポイントも多かったので、その辺りをまとめてみたいと思います。

⚫︎1985年の未来予測と現実のズレ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といえば、特にPart2で描かれた2015年の未来予測が有名です。ホバーボードや自動でサイズが変わるジャケット、空飛ぶ車…。残念ながらどれも実現していないけど、逆に当たってる部分もある。

例えば、ビデオ通話は当たり前になったし、音声認識技術も発達した。映画では「Faxが家中にある」みたいな描写があったけど、これは完全に外れてます。Faxはむしろ廃れつつあるし、スマホが登場する未来なんて誰も予測してなかったんだなって思うと面白いです。

⚫︎俳優陣の今

① マイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ)

彼は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の大ヒットで一気にスターダムにのし上がったけど、その後パーキンソン病を患い、俳優活動は制限されることに。それでも彼は諦めず、病と闘いながらチャリティ活動に力を入れている。最近ではドキュメンタリー『STILL』で自身の半生を語り、大きな話題になった。病気と向き合いながらも前向きに生きる彼の姿勢は、本当に尊敬できます。

② クリストファー・ロイド(ドク・ブラウン)

もうこの人はドク・ブラウンそのもの!90歳近いのに今も元気で、イベントやインタビューにもよく出てる。つい最近も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』関連のCMに登場して、ファンを喜ばせてます。

③ トーマス・F・ウィルソン(ビフ・タネン)

ビフ役の彼は、今コメディアンとしても活躍中。ファンイベントで「俺に『マーティ!』って言わせようとするな!」みたいなジョークを飛ばしたり、ビフをネタにした歌を歌ったりしてる。映画の中では完全に嫌なヤツだけど、実際の彼はめちゃくちゃ面白くていい人らしい。

④ リー・トンプソン(ロレイン・マクフライ)

マーティの母親役だった彼女は、今も女優業を続けつつ、監督としても活動中。娘のゾーイ・ドゥイッチも女優として成功していて、親子二代で活躍しているのはすごいです。

⚫︎改めて気づく細かい演出の凄さ

何度も観ていると、細かい演出の妙にも気づくようになる。例えば、最初にマーティが遅刻する学校のシーン、教師が「君はマクフライ家のダメな遺伝を受け継いでいる」みたいなことを言いますが、後で1955年に行くと、同じ教師がジョージ・マクフライ(マーティの父親)にも同じことを言ってる。つまり、世代を超えて「マクフライ家はダメだ」と言われ続けてるわけで、これをマーティが変えようとするのがこの映画の核心なんだと思ってます。

あと、エンチャントメント・アンダー・ザ・シーのダンスパーティーのシーンで、マーティがギターを弾きながら「君たちにはちょっと早すぎるかもな…でも君たちの子供は気にいるよ」と言うセリフ。これって、「未来を変える」ことを暗示してます。こういう細かい演出がたくさんあるから、観るたびに新しい発見があって楽しい。

⚫︎シリーズを通してのテーマ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』って、単なるタイムトラベル映画じゃなくて、「運命は変えられる」っていうポジティブなメッセージがあるのがいい。特に、マーティの父親ジョージの成長が象徴的。最初は冴えない男だったのが、勇気を出してビフに立ち向かうことで未来が変わる。この変化がすごく爽快で、観終わった後に前向きな気持ちになれるのが、この映画の魅力の一つだと思います。

⚫︎今観ても色褪せない理由

1985年の映画なのに、今観ても古臭さを感じないのは、やっぱりストーリーが普遍的だからでしょうか。親子の関係、勇気を持つこと、運命を切り開くこと…そういうテーマは時代を超えて共感できる。あとは、CGに頼りすぎず、実写の特撮や小道具を駆使した映像が、今観てもリアルで説得力があるのも大きい。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、単なるSF映画じゃなくて、世代を超えて楽しめる名作。時代背景を考察すると面白いし、俳優陣の今を追うのも興味深い。昔観たことがある人も、久しぶりに観ると新たな発見があるはず。まだ観たことがない人は、ぜひ一度観てみてほしいです。きっとタイムトラベルのワクワク感と、前向きなメッセージに心を動かされると思います!
来週、再来週もテレビで放映されますのでぜひm(_ _)m

いいなと思ったら応援しよう!

ryu
よろしければ応援お願いします! いただいたチップは活動費に使わせていただきます!