データを抜くなら外付けSSD
こんにちは。
パソコンのつぶやきです。
今回はこの連載がホンの少しだけお役に立ったオハナシです。
ノートパソコンが壊れかけているからデータを抜きたい、と悲痛な声でお電話がかかってきました。
「どこかにバックアップとっていませんか?」
「とっていません」
「いまどんな状態ですか?」
「電源入れましたが画面が真っ暗な状態です」
あー、かなりいっちゃってますね。
「データが抜けるかどうか見ることは可能です。見てみないと何とも言えませんが、ある程度の段階でしたら当社でもデータは抜けます」
「抜けなかったらどうなるんでしょうか?」
「どんな状態でもデータ抜きをしてくれる業者はあります。最低3万円から上は数十万円という業者によって金額はまちまちです。当社で抜けない場合はMAX5万円ぐらいの業者を紹介いたします」
「少し考えます」
考えても状況は改善するとは思えませんでしたが、なんとびっくり、ホンの少しですが好転しました。翌日お電話がありました。
「電源が入っていつもの画面が出てきました!」
「それはよかった。早々にデータを抜きましょう」
「どうやって?」
このパソコンつぶやきで以前「データの保存もSSDへ」という文章を書いていました。
https://note.com/ryu5212000/n/n8fffe360ac19
「この文章を参考にして近所の家電量販店で『外付けSSD』買ってきて下さい」
「わかりました!」
データの移動スピードが格段に違うので安いハードディスクを買うより少し高くても良いからSSDを買った方が良い、と強く伝えて電話の主は量販店に走りました。
それから数時間後お電話頂きました。
「お店の人が『こちらのハードディスクタイプの方がお安いですよ』って言ってきたんですが、読んだ文章とオカダさんの『高いのを買っておきなさい』という言葉をココロに刻んで『いえ、高いの下さい』って言ってSSDの500GBっていうのを買って来ました」
スバラシーーーイ!
案の定店員さんはナニもわからない素人だと思って、もう売れ残りになっているハードディスクタイプのモノを売りつけようとしたのでしょう。バックにつぶやきというヤツがついているとも知らずに。でも、この方はワタシの言葉を信じてちゃんと高いSSD買ってきてくれた。パソコン屋として本当にウレシイですね。
それから四苦八苦・・いや、スッタモンダ・・・したものの必要なデータは抜き出せました。USB3.0になっていないタイプのパソコンでしたので時間はかかりましたが、ハードディスクだったらもっとかかっているはずです。そして、新しいパソコンにデータを移す時にSSDは威力を遺憾なく発揮します。抜いた時に比べたらホントに瞬殺で新しいパソコンにデータを入れてくれます。
安物買いのナントカと言いますが、パソコン関連では安いと言うことは単純に高いモノより性能が落ちると考えて下さい。もしくは売れ残りになっているから値段が下がっているという色メガネ的に見て頂いてもほぼ間違いではありません。あまり高いモノを売りつけてくる店員さんもどうかとは思いますが、安いモノを売ろうとしてくる店員さんも注意して下さいね。「アナタに安くてイイモノを提供したい」ではなくて「売れ残っている商品を安くするから片付けて下さい」という考えだと思って頂いて間違いないと思いますので。
では、快適なパソコンライフを。
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