身近な2025年の崖
こんにちは。パソコンのつぶやきです。
世の中ではパソコンのシステム関係で「2025年の崖」という言葉が飛び交っています。一般の方には「何のことやら」だと思います。ざっくりお話しすれば、
・昔作ったコンピューターのプログラムが「COBOL」という言語で書かれていて、そのプログラミングを行ったシステムエンジニアが2025年に大量に定年を迎える。
・そうなるとIT人材の不足により、今まで使っていたプログラムを修正してくれる人がいなくなる。
・当然そうなると新しいシステムに対応してくれる人材も不足する。
と、一般消費者の方々はこれらのお困りごとを「ビジネスの事だから、パソコン一台しか使っていないようなウチには関係ない事だわ」と横目で見ていると思います。
本当に関係ないのでしょうか?
実はあります。それも深刻な問題が。
Windows10のサポート期限が2025年10月14日なんです。世の中ではまだまだ使われているOSです。そのパソコンのサポートが終わるということは、Microsoftがセキュリティの対策アップデートを行わないということなのでパソコンが危険にさらされる事になります。
そのためには新しいWindows11のパソコンに買い換えるのが一番だとは思うのですが、去年からパソコンやパーツや周辺機器の価格がジワリジワリと上昇しております。馴染みのお客様には出来れば今年中の買い換えをオススメしております。
値段の高い理由は円安が止まらないのと物価高がダブルパンチで来ているからです。なので買い換え予定があるのであればなるべく早めにしておいた方が得策です。
そして、その際Word・Excelは「Office LTSC 2024」が入っているモノを買って下さい。というのも、以前のOfficeソフトは買った時から10年間のMicrosoftサポート期限がありました。が、最近のOfficeソフトのサポート期限は『発売日から5年』に変更になりました。
いま2021年製の「Office LTSC 2021」が入っているパソコンを買うと2026年10月13日にサポートが切れるんです。当然のことながらメーカーも売り切りたいために「Office LTSC 2021」の入ったパソコンは安くしております。消費者としてはそちらにココロが動くのは致し方ないことだとですよね。でも、
♪よーく考えよー。オカネは大事だよー。
「Office LTSC 2021」のサポートは2026年10月13日で切れるのです。そうしたら新しいOffice2024を買えば良いんじゃないか、とおっしゃるかもしれませんが、まず新しい「Office LTSC 2024」は値上がりして結構な金額します。
Office LTSC 2024 HOME
Word・Excel・PowerPoint・OneNote 34,470円
Office LTSC 2024 Home & Business
Word・Excel・PowerPoint・OneNote・Outlook 43,980円
一番の問題は「Office LTSC 2021」のサポート期限が2026年まです。そして「Office LTSC 2024」のサポート期限は2029年までなんです。2026年に高いオカネを出して「Office LTSC 2024」を買っても3年しかサポートしてもらえないんです。それではもったいないと思いませんか?
「そんなこと言ってもサポートしてもらえないだけで動くんだから良いでしょ?」
それはそうかもしれません。でも。今の世の中はウイルスやサイバー攻撃に対するセキュリティは必須の世の中なのです。サポートが無いということはそのスキが開いたままになってるのです。
ハッカーと呼ばれるウイルスを作るヤツらはそのホンの小さなスキを狙ってきます。なので、わざわざ相手にスキを見せなくても良いんじゃないでしょうか?とワタシは思いますがいかがでしょうか?
後から追加でオカネを払うってナニか損した気分になりますよね。最初から「Office LTSC 2024」入りのパソコンを買っておけばその時に後悔しなくてすむと思いますがいかがでしょうか。
目の前の安さに飛びつかずにオカネは大切に使って下さいネ。
それでは快適なパソコンライフを。
パソコンのつぶやきでした。