アナタのネイティブは?
こんにちは。
パソコンのつぶやきです。
突拍子もないタイトルですね。
ある友人と話していたら「世の中には『パソコンネイティブ』と『スマホネイティブ』の人種がいる。そして『パソコンネイティブ』より上の年代と『スマホネイティブ』は相容れない」とおっしゃいました。最近ワタシもよく世代間ギャップに遭遇するのでちょっと皆さんに聞いてみたくなりこんな表を作ってみました。
お伝えしたいのは、昭和20年代~30年代生まれの60~70歳代と平成生まれの20歳代では生き方や生活が全く違うということです。いまの60歳くらいは約30年前にWindows95の洗礼を浴びました。その時に勉強してパソコンが使えるようになったヒトと「コンピューター使って書類作るなんて」とか「そんなモンで作った見積書にはココロがこもっとらん!」とか言って「手書き+FAX」に頼り切っていたヒトとではデジタルに対する考え方・受け止め方がまったく違います。
昭和の時代は手書きでマゴコロ込めて見積書をカーボン紙の複写で書いてお客様にお届けするのが常識でした。もちろん集金には領収書を持って伺い、何度も訪れることによってお客様に顔を覚えてもらうコトが当たり前でした。なのでワタシ達60歳くらいの世代はほぼ「FAXネイティブ」ですね。
その世代を過ごしてきたワタシですが、ご縁あって30歳代にコンピューターを使う部署に配属されて、少し融通効かなくなってきたアタマをフル回転して様々なソフトを使っておりました。その時に「ただ使えるだけじゃダメだ、なにか資格を取らないと」と一度読んでもわからないシステムアドミニストレーターの受検BOOKを3度読み返し2度目の受験で合格しました。
その後Excelを駆使する部署に配属され、友人知人と「こんなこと出来るか?」「それならこうやるんだ」「こう使うと便利だぞ」「おぉ!本当だな」と徐々にビジネスに役立つ使い方をマスターして来ました。ただ、Excelに限らずパソコンもソフトも日々進化しておりますので、その時は常に勉強して行くための基礎が出来たと思ってます。高齢になった最近は貪欲さが少し減少傾向にありますが。それでも完全に拒否するわけではないのでワタシは「パソコンネイティブ」と「FAXネイティブ」の混合種ですかね。
そして純血種の「パソコンネイティブ」の世代は高校や大学でパソコンを学んできたので、パソコンを使って仕事することは当たり前でした。
ただ、それより若いそれより若い「スマホネイティブ」になると話が変わります。
先回20代の若者がパソコンを使えないと書きました。
他の最近大学を卒業した若者に聞いても「あー、Excelは教職を取れば使うかもですね。それ以外の学生は使っていませんでした」とのことなのでZ世代がパソコンを使えないのはほぼ当たり前の様子です。
「パソコン使えなきゃ仕事にならんだろ!」と怒るFAXネイティブのオジサマ方。アナタ方は学校でパソコンというモノを学んでこなかったでしょ?
(注:ワタシ達は大学でFORTRAN(フォートラン)を学んできました)
なので業務で勉強していま使えるようになったんでしょ?学校でパソコンというモノを学んでこなかったというコトでは今の若者と同じですね。
ただ、学校で勉強して来なかったことが同じでも決定的な違いは彼らは「スマホネイティブ」なのです。そりゃあもう、スマホはサクサクと使います。なのでデジタルに対する素地はあるのです。そして若い!ワタシのように受検BOOKを3度読み返さなくても、ちょっとした指導でパソコンはスグに使えるようになると思います。ワタシの操作指導の仕事が増えるかもですね。
なので、これからの企業は社員研修の中で「パソコンの使い方」という項目を増やすことをオススメします。
そして、業務で多少使えているオジサマ方は「こんなことも出来ないのか?!」というコトバを使わないこと。コレ重要です。なぜならスマホの使い方ではそのコトバがワカモノからブーメランになって帰ってくるからです。
オジ「最近バッテリーの持ちが良くないんだ」
ワカ「使っていないアプリ終了させていますか?」
オジ「・・・・・・」
ワカ「スマホ使い終わったらスリープにしてますか?」
オジ「・・・・・・」
そこで言われます。
ワカ「そんなことも知らないんですか?」
あ、ワタシはパソコンネイティブのムスメに「スマホ使い終わってスリープにした?」といつも怒られております。
次々回ぐらいまでにパソコンの初期講習を描けたらいいな・・と思っております。それ以上必要でしたら現地講習承ります。
では、皆さまも快適なパソコンライフを。