パソコン本体はヒザの当たらない位置に
こんにちは。
パソコンのつぶやきです。
ある日、お客様から真っ青な声(どんな声?)で電話がかかってきました。
「ウチって机の下右がわのパソコン本体置いてあるじゃないですか」
『はい、そうですね。当社の環境とほぼ同じですね』
「ヒザが軽く『コン』って当たっただけなんですよ。それだけで電源が切れてそれからナニをやっても電源が入らなくなって、ケーブルもコンセントも見たけどちゃんとつながっているんですよ。ソレなのに電源が入らないんです。ヒザで軽く『コン』って当たっただけなのに・・・まだやりかけのデータもデスクトップ上にあるのに・・・軽く当たっただけなのに・・・・」
『はい、なにはともあれヒザをパソコンに当てて衝撃を与えたのは間違いないですね』
「ええ、でも、軽く当たっただけなんです・・・それなのにこんな事になっちゃって・・・」
何度も軽くと繰り返されるのは思考がループしているからでしょうね。
実は、このケース意外と簡単に直ってしまうんです。
お客様にお伝えしました。
『パソコン本体のウラの電源ケーブルを見て下さい』
「何度も見ました。ちゃんとパソコン本体に刺さっています」
『でしょうね。いま電源入っていないと思いますのでそのケーブルをパソコン本体から一度抜いて下さい』
「・・・?はい。・・・抜きました」
『そしてもう一度グッと奥まで挿し込んで下さい』
「・・・はい。・・・挿しました」
『では、電源スイッチ押して下さい』
「はい、あ!動きました~!!!」
『ですよね』
「どういうことですか?」
『電源ケーブルってキチンと刺さっているような顔をして、実は中途半端に刺さっている事があるんです。衝撃を与えなくても経年でユルくなる事もあり得ます。そのユルくなったときにトドメを刺すかのように軽く衝撃があったので刺さっている顔をして実は抜けてしまったという事です』
「へぇ~、刺さっているケーブルが緩むなんて事があるんだ」
『はい、あります』
軽く当たっただけと何度も繰り返しおっしゃっていましたが、ヒザで衝撃を与えたのは一度や二度では無いと思います。まぁ、足元に本体を置いたらよくあることなのですが。
パソコンには衝撃を与えないのが一番なのですが、当たってしまったモノは致し方ありません。
「今度パソコンの位置を変えようと思うんですが、お願い出来ますか?」
そうですね。そういった事態が良く起こるようであれば、ヒザの当たらない位置にパソコンを避難させておく事がよろしいかと思います。
では、皆様も安全で快適なパソコンライフを。