Windowsアップデートで不具合が起こるパソコン その2
こんにちは。
パソコンのつぶやきです。
以前Windowsアップデートで不具合が起きるお話をしました。いろいろな人がいろいろなコトを書いておりますが、今回は直接ユーザーの声を聴くことが多いシスアドとしての勝手な(?)見解をお伝えします。
どんなパソコンが不具合起きるの?
常々ワタシは現代のパソコンのスペックをお伝えしております。それはこの文章を書いている2023年冬ではこれくらいの能力がないと使っていてストレスがたまりますよー、と書いております。いまはサクサク動くパソコンでも1年後にはどうなっているか分かりませんから。とりあえずいま現在の推奨はこんな感じです。
この仕様に沿ってパソコンを買って頂ければ新品はOKなのですが、問題はチョット古いパソコンです。ココで言うチョット古いというのは4年前以上のパソコンを指します。
ワタシはこのことも常々申し上げているのですが、パソコンの寿命は3~5年です。なので4年経ったパソコンというのはワタシの中でOLDに位置します。4年も経つと電源入れてからの立ち上がりも遅く、なにか一つ作業をしようものならエンターキーを押しても矢印がマルになってクールクルと回り続けるという状態になるのがパソコンの常です。
そして、今の時期経年劣化もそうですが、そのほかいろいろな要因がカラみます。一番の問題はCPUです。
ある日会社に泣きそうな声でお電話入りました。
「プリンターが使えなくなったんです~」
「なにか変わったことありましたか?」
「いえ、なんにも変なところ触っていないのに、今日プリントしようとしたら『プリンターが見つかりません』って画面上に出てくるんです。昨日までは使えていたのに」
あ-、またたぶんWindowsアップデートの不具合ですね。
「そして最近とみにパソコンの動きが遅いんです。なにかあってんでしょうか?」
「いつ頃買ったパソコンでしょうか?」
「かなり前です。記憶に無いくらい」
コレは4年どころではないな。
「パソコンの年数はかなり経っているかもしれませんね」
ワタシの周りに限ってですが、CPUだけで見ると不具合の起きているのは第7第8第9世代のパソコンです。CPUは第10世代に変わるときに「グンッ!」と能力がアップしました。第10世代以降のパソコンを使っているお客様では不具合はあまり起きていないのです。
では、それ以前のパソコンは買い換えか?と言われるとWindowsアップデートの不具合を修正すれば使えます。が、再度グラフを見て下さい。
第9世代以前のパソコンは一番新しいモノでも4年過ぎております。そうなると5年という寿命が近いのでそろそろ買い換え時ですね、とは申し上げます。まぁ、そう言われてもなかなか買い換える踏ん切りがつかないんですけれどね。
でも、「まだ使えるから・・・」とおっしゃるのであれば「パソコンが遅い」ことと「Windowsアップデートの不具合でプリンターが使えなくなること」は甘んじて受けて下さいね。
「遅いのはイヤだ」「プリンターが使えなくなるのはイヤだ」とおっしゃるのであれば2023年冬現在ワタシの推奨する仕様に沿ってパソコンを買い換えて下さい。大体の市場価格は15万円~になります。
ちなみに今回のプリンターが使えなくなったパソコンは第なん世代だったのでしょうか?
「パソコンの裏側にシールが貼ってあると思うので写メって送って頂けませんか?」
送られてきた写真を見てビックリ!!
「コレ元々はWindows8だったんじゃないですか?」
「ハイ、(Windows10に)アップしてもらって使っていました。使えていたんですけどね」
調べたところ、2013年製でした。
申し訳ありませんが
そのパソコンは第3世代です。
そのパソコンはあきらめてワタシに払う修理代を新品の費用の一部に当てた方が建設的だと思いますがいかがでしょうか。
皆様もパソコンの不具合があった時、パソコンの年数を確認してみて下さい。そして5年過ぎているなと思ったら買い換えをご検討下さいね。
では快適なパソコンライフを。