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勝手に易サイト(21) 第50回衆議院選挙 自民党の単独過半数確保はあるか?
運命学研究家のRyu3です。
来る10月27日(日)に行われる衆院選で、序盤の報道各社の世論調査が公表されている。
![](https://assets.st-note.com/img/1729404183-kXf7oaV6SJLwqDdtncPNIMA0.jpg)
今回の日本創生解散、裏金隠し解散の焦点は、
1)発足したばかりの石破新内閣と自民党、連立を組む公明党が議席の
過半数を獲得し、信任を得ることが出来るか
2)政権交代を訴える野田代表の率いる立憲民主党が議席を大幅に
伸ばし、野党の盟主として連立政権確立に向けた政界再編成の
流れを作れるかだろう。
現在の衆議院定数は654議席、過半数は233議席になる。
解散前の自民党は265議席、公明党は32議席 合計297議席
立憲民主党が98議席を有している。
このうち各社の世論調査で、厳しい裏金隠しの自民党を糾弾する
野田立憲民主党は、130~150議席を確保する勢いで、大幅躍進の
可能性ありと報道している。
逆風が吹き荒れる厳しい選挙戦を強いられているのが石破自民党で、
かろうじて単独過半数を維持できるかといった予測から、過半数割れを
予測する報道機関まで割れている。当落線上の議員が多いのだろう。
自公連立で過半数をとるとしても、自民単独過半数を割り込めば
石破政権の求心力は弱まり、以降の政権運営も厳しくならざるえない。
そこで、今回の衆院選で自民党単独過半数を確保できるか占ってみよう。
(但し、選挙後に無所属議員で自民党に復党する議員の数を含める)
衆院選で自民党単独過半数を確保できるか
立筮で得た卦は「34.雷天大壮」5爻である。
![](https://assets.st-note.com/img/1729404406-SmIxgteVYjcy6LCqrsfwMTA7.jpg)
何とも賑やかで騒がしい。祭りで御輿を担いで道を練り歩くように威勢の
良い卦である。
卦辞に「大壮は貞(ただ)しきに利あり」とある。
「大壮」とは,大いに盛んということ。
雷天大壮は陽の力が増大し勢いがあるが、気持ちばかりはやって中身が伴わない時でもある。チャンスの時ではある。この好機を逃さないように、冷静に事を運べば成功するといった意味合いであろう。
通常であれば上記のように解釈して、自民党の大勝を予想するのがこの卦の
オーソドックスな解釈であろう。しかし、この「占的」は政権を選択する「選挙」である。
天の上に雷があり、騒がしく轟いている象意は、選挙運動を示していると見たい。街頭演説において候補者と応援の弁士がマイクを握り、今までの実績と選挙公約を叫んでいる様子だ。あるいは選挙カーが街中を、党名と候補者の名前を連呼して通り抜ける姿である。
爻辞は、「羊を易に喪(うしな)うも悔(く)い无(な)し」とある。
かなり意味の深い言葉である。本来陽の居る位に陰爻の身でいることが
不当であると評している。
今回の選挙で、大物議員の落選や、今まで一緒に仕事をしてきた同志
が国会に戻ってこないという暗喩とも読み取れる。それでも最終的には、どうにか過半数に届くことができそうな雰囲気ではある。
以上から考察すると、今回の衆院選で自民党はかろうじて単独過半数の
233議席を取ることができそうだと結論づけたい。
しかし、安心は出来ない。「34.雷天大壮」5爻の之卦は
「43.沢天夬」(たくてんかい)である。
(沢の堤が決壊寸前であふれ反ろうとしている。このままでは危ない)
選挙後の石破政権は、課題山積。どのように党内の融和を図り、そして
国民の付託に応える政治を推進するか、石破首相の実力が試されそうである。
(2024.10.20 Ryu3記)