勝手に易サイト(11)自民党総裁候補 加藤勝信氏の明日はどっちだ!
運命学研究家のRyu3です。
今回は明日にせまった自民党総裁選に出馬している加藤勝信氏の
明日を占ってみる。
加藤勝信氏の経歴
加藤氏は1955年生まれの68歳。
1979年東大経済学部を卒業後、大蔵省に入省した。
主計局主査などを歴任し、当時農水大臣だった加藤六月氏の秘書官も務めた。
加藤六月氏の次女と結婚し、加藤姓に改姓(女婿)した。
1998年参院選に岡山県選挙区から無所属で出馬するが落選。
その後大学の客員教授などを務めて2003年の衆院選に自民党から出馬し初当選をする。苦労人である。
2015年安倍内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策他担当)として
59歳にしてようやく初入閣を果たしている。
その後、厚労相、官房長官など要職をこなしている。
加藤氏は旧茂木派の重鎮だ。氏は令和の所得倍増計画を打ち出しているが、同じ旧大蔵省出身の大先輩、池田勇人首相の二番煎じと映ってしまう。
今回の出馬は、同志から立つべしと強く迫られて、出馬を決意したのではないだろうか。出馬の記者会見もなかなか出来ず、準備不足は否めないようだ。今の総裁選の情勢でいけば、ブービーかブービーメーカーで終わりそうな雰囲気である。
加藤勝信氏の総裁選は
易占の卦は「19.地沢臨」5爻である。
卦辞は「臨は元(おおい)に亨(とお)る。 貞(ただ)しきに利あり
。八月に至りて凶あり」とある。
「臨」は臨む、立ち向かうという意味と、上から下を見下ろすという意味もある。卦象は沢(水をたたえる湖沼)の上に大地が身を乗り出すようにせり出す形である。
卦は、元いに享るだから、願い事は大いに叶うという目出度い卦である。但しここでも正道を踏み出さない限りという条件がつくが。
もう一つこの卦の気になる点は、旧暦の12月(現在の1月)の陽が長じはじめた時期にあたる卦である。まだ寒さを感じるが、日毎に陽が伸びて春に向かう希望に満ちて新しいことを始めるのに相応しい時期である。これは卦の下の二つの陽が力をつけて、地天泰の吉祥に近づくことから来ている。そして旧暦の8月(現在の9月)は陽が衰え始める時期、すなわち運気が下がる時で、八月に至りて凶とある。この総裁選の時期と重なる。
爻辞は「周りの信望を勝ち取ること」とある。
威風堂々としたリーダー的な立場にあっても、今は一歩引いて実力のある
メンバーに活躍してもらうのも一つの選択肢である。功績のあった人物を
称える、上から下を臨むのも乙なものである。
今回の総裁選は、加藤氏に取って負け戦となるのは目に見えている。問題はその後の行動のようだ。自ら総裁になるという野望を捨て、若いリーダーのために一肌脱ごうと侠気を出して行動すれば、まだまだ活躍の機会はあるであろう。
[追記 投稿記事の検証]
9月27日 自民党総裁選で加藤氏は第一回投票で9位(22票)となり
敗退した。
しかし、代表に選出された石破総理総裁の新内閣では、その豊富な経験と安定した政治手腕を評価され財務相に任命された。加藤氏の今後の活躍を期待したい。
【結果】的中 (2024/10/4 Ryu3 記)