Nintendo Music、ゲーム音楽ファンにとって革命的なアプリだった
今日の午前7時、任天堂からとんでもないアプリの発表があった。
任天堂のゲームのBGMが気軽に楽しめる音楽アプリ
「Nintendo Music」だ。
普段から作業中や寝る前に任天堂ゲームの音楽を楽しんでいた私にとって、このアプリの登場はまさに革命だった。
これからはいちいちYouTubeで動画を探さなくてもいいし、
YouTubeプレミアムに加入していなくてもバックグラウンド再生ができる!
(おそらく任天堂も、YouTubeに無断転載のBGM動画が溢れていたのを問題視していたのだと思う)
現時点で聴ける曲について
リリース時点で聴ける作品は以下の通り。
(今後さらに追加されるとのこと)
これらの作品であれば、ゲーム内のほとんどの曲が聴ける。
(ただし『Splatoon3』はサントラ第一弾の曲のみ、などの制約はある)
Switch作品が中心だが、『マリギャラ』や『時オカ』などの有名どころもしっかりカバーしているのは好印象だ。
さらにHAL研究所開発のカービィや、ゲームフリーク開発のポケモンのBGMも入っているのはありがたい。
個人的に『星のカービィ スターアライズ』の全楽曲(213曲)が入っていることが分かった時は、
「任天堂さん!?これOnline加入するだけで使えてしまっていいんですか!?」
と思わずツッコミが口からこぼれそうになった。
プレイリスト
公式プレイリストも豊富だ。
「ランニング」「ほっと一息」といった聴く場面に合わせたものから、
「強敵たち」「冒険のはじまり」といったゲーム中のシーンごとにまとめたユニークなものまで。
『スプラ3』に関しては、ちゃんとゲーム内のアーティストごとにプレイリストがある。
特に面白いと感じたのは、キャラクターのプレイリスト、そしてゲームモードごとのプレイリストの二つ。
前者に関しては、好きなキャラのプレイリストを通じて知らないタイトルのBGMを知ることができるし、
(例えばマリカでヨッシーを好きになった人が『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』のBGMに触れるなど)
後者に関しては、
「曲名忘れたけど、スプラのヒーローモードの曲聴きたいなぁ……」
みたいな時でも、簡単に目当ての曲を見つけられる。
まさに、ゲーム音楽に特化したアプリだからこそできた神機能といえるだろう。
p.s.
「ネタバレ防止」の設定ができるのもゲーム音楽特化のアプリならではだよね
保存&耐久BGM化は革命機能
他の音楽アプリにもある保存・お気に入り・プレイリスト作成・バックグラウンド再生といった機能は、本アプリでも遜色なく使える。
当たり前のことのように思えるかもしれないが、これらを「任天堂のゲーム音楽で使える」ことこそが革命なのだ。
他のサブスク制の音楽サービスに、任天堂のBGMは基本的に存在しない。
(カービィの楽曲はほんの一部だけ対応しているけど)
そのため今までは、YouTubeのBGM動画を通して聴くしか方法がなかったのだ。
おまけに私はYouTubeプレミアムに加入していなかったので、
例えば「カービィのBGM聴きたいな」と思ったら、Wi-Fiのある場所で、かつスマホの画面をYouTubeで固定したまま聴く必要があった。
このアプリが登場したことで、YouTubeを介する過程がなくなったのはとてもありがたい。
これからは、保存しておいたカービィの曲を電車の中で聴くことができるし、
どう森の曲を聴きながら、のんびりスマホでnoteを書くこともできる。
便利すぎる!
そしてもう一つ紹介したいのが
「ながさチェンジ」の機能。
これにより、BGMを15分耐久・30分耐久・60分耐久のものへと変更することができるようになった。
(※対応していない楽曲もアリ)
今までだと、YouTubeでゲームBGMの耐久動画を探すのは非常にめんどくさかった。
日本語で
「○○(曲名) 耐久」
と検索して、ダメならアルファベットで
「○○(曲名) extended」
と検索して海外の動画を探して……という感じなので、意外と時間がかかる。
しかも耐久版が存在せず1ループのみの動画しかなかったり、
せっかく見つけた動画が著作権侵害の申し立てで削除されていたり……なんてことも。
Nintendo Musicの登場によって、このような工程が丸ごと削除されたのは、本当に嬉しい。
いくらYouTubeにないどマイナーなBGMでも、これからは30分続けて流すことができるようになった。
現に今の私も、カービィのマイナー曲をBGMにして、この記事を書いている。
おわりに
Nintendo Music、あまりにも便利すぎたので、こうして勢いで記事を書いてしまった。
それぐらい私にとっては感動的なサービスだった。
現時点だとたまにアプリの動作が重い時があるが、それをもって余りある魅力を持っていると思う。
普段Switchでネット対戦をしている人はもちろん、
たまにしかオンラインサービスを使わない人でも、ぜひ一度利用を検討してみてほしい。
(一か月306円なので、他の音楽サービスよりは安い。人によってはお釣りがくる料金だと思う)
というわけで、これから私は『パープルコメット』(マリオギャラクシー)をBGMにして、卒業論文を書いていこうと思う。
それでは、また。
ここまでお読みいただきありがとうございました。