絵心ゼロの大学生が初めて推しキャラのドット絵を描いてみた話
こんにちは、ふんまつスープです。
突然ですが私、絵心が死んでいます。
書く対象の細かい形やラインを想起するのが苦手なうえに、それらを想起できてもそれを再現するスキルがありません。重症です。
弟と絵しりとりした時は弟に死ぬほど笑われました。
…なぜこの鳥はカメラ目線なのでしょうか。意味が分かりません。
さらに、弟の絵ははかなり特徴を捉えた絵となっているのに対し、この鳥(のようなもの)にはあまりにも鳥の特徴がありません。翼の描き方もっとあっただろ。
「絵心は皆無。だけど推しキャラのイラストを描いてみたい!」
自分のセンスとスキルのなさに打ちひしがれ、そんなことをずっと考えていた筆者でしたが、ある日突然思いつきました。
「ドット絵なら事故りにくいだろうし何とかなるのでは?」
ということで一念発起、ドット絵に挑戦することにしました。
…もう結論から言ってしまうのですが、実際はドット絵は普通の絵と難しさのベクトルが違うだけです。どっちが簡単というわけではないです。
今回はそんなことも露知らず、愚かにもドット絵に挑んだ筆者の感想を書いていこうかなと思います。
(一応)描き方説明
今回は「edge」というソフトを使って描いてみました。ネット見る限りこのソフトが結構メジャーっぽい。無料ソフトなのに使いやすいので助かりました(慣れるまでは大変でしたが)。
さらに、1から描くのは初心者にはハードルが高かったため、ネットで見つけたテンプレを利用させて頂きました。おかげで等身とか考えずにすぐに描き始めることができました。ありがとうございました。
今回描いたのは『ブルーアーカイブ』のアリスです。理由は最推しだからですがゲーム開発部なのでドット絵との親和性も高いですね。
メインストーリーでの活躍もありますが、やはりこのキャラの魅力はマスコット的可愛さ。しかもYouTube Shortでは3Dモデルで動くのでさらに可愛らしさが強調されています(今はShort担当がシロコに代わっちゃったけど…)。
このキャラを詳しく説明しようとすると本当に長くなってしまうので割愛。とりあえず「物語の重要キャラの一人」という認識でよいです。
ということで先ほどのテンプレをもとにアリスのドット絵を描いてみました!
完成品
できれば過程も話したかったのですが、途中のスクショ撮ってないので(無能)、完成品見せてから解説やら感想やら書こうと思います。
ということで描いてみたものがこちら(料理番組風)。
筆者が現在アイコンにしてるやつです。
ブルアカ公式の某エイプリルフール企画、『ミレニアムクエスト』のドット絵とはまた違う感じのものになりました。
基本的には頭→胴体→レールガンの順で描きましたが、バランス調整で一部交互に描いているところもあります。
ここまで来るのに本当に時間がかかったので以下感想を書いていきます。
感想① 色の調節がしんどい
よくよく見てみると、アリスの色は意外と複雑です。
髪は黒かと思いきや髪先に行くほど緑がかっていますし、肌は色白ですが真っ白だと違和感があります。あと真っ白だと服や靴の色と被る。
…ということで、大体の形が決まったらひたすら元イラストに近い色探しをします。これがマジでしんどかった。
(普段ペンタブとか使っている人は慣れているのだろうけど)
肌はなるべく白く、かつ真っ白(服、靴の色)と区別できる色を作り、髪の色もedgeの機能でパレット内にグラデーションを作り、髪先に向けてだんだん明るくなっていくよう地道に調整しました。
服やレールガンに関しても、陰影を出すために複数のグレーを使っています。中学時代のデッサンの時も感じてましたが、グラデーションムズすぎ。
まあ最終的にはそれっぽい色で描けたので満足です。初心者がここ突き詰めようとすると時間いくらあっても足りないと思います。
感想➁「簡略化」はセンスが問われる
ドット絵ではないイラストをドット絵に落とし込もうとする際、元イラストの特徴を全て反映することはできません。ドット絵にすると等身が小さくなりますし、ドットで表現できるライン・形には限界があるので(めっちゃ細かいドットで描く場合を除く)。
つまり、見る人が「これ○○のドット絵じゃん!」となるには、描く人がキャラの特に目立つ部分を見極め、特徴の取捨選択をした上で元イラストを上手く簡略化する必要があります。
そしてその簡略化に慣れていない筆者は散々悩まされました。
例えばキャラの左上に浮かんでいる天使の輪のようなもの(作中では「ヘイロー」と呼ばれる)。元の絵では、大きさの違う複数の長方形が重なったような形をしているのですが、体の大きさとのバランスを考えるとそんなに細かく描けません。
違和感のない簡略化を模索した結果、三番目に大きい四角形はカット。右上にある小さな四角もドット一つで表現し、四角形が重なっている部分はドット数的に無理なので重ねずに繋げてしまいました。
もう少し上手いやり方がある気もしますが、これが自分にできた最善策です。雰囲気は伝わっているでしょ?(雑)
あとは、服の青色をなくしたら途端にアリスらしさがなくなったので肩と服の上部に加えたり(ジャケットの襟部分とネクタイのつもり)、地面にまで伸びている超長い髪を、グラデーション含めてどう表現するか試行錯誤したり…
やってて「これは技術というよりセンスの問題だなコレ」と感じていました。
ドット絵にはドット数という明確な制約があるため、そこにどれだけ個性を詰め込めるか、という点は普通の絵とはまた違った難しさでした。
まとめ:ドット絵は事故らないけど時間がかかりまくる、けどなんとかなる
以上、素人目のドット絵制作の感想でした。
色々と苦労したことを描きましたが、絵心がなくても、求められているもの(センス?)が違うドット絵であれば何とか描ける、ということが分かりました。多分個人差あるけど。
筆者と同じ境遇の方は一度試してみてはいかがでしょうか?
ではまた別の記事でお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。 寂しがりぼっちなのでスキを頂けると大変励みになります。モチベ爆上がりします!