麻婆麺のラーメンのような人になりたい
先日、麻婆麺なるものを初めて食べました。
場所は大阪の中央軒。
元々は長崎ちゃんぽんが目当てでお店に入ったのですが、
「麻婆豆腐＋ラーメン」
というインパクト抜群の組み合わせが気になり、(ちゃんぽんそっちのけで)興味本位で注文してしまいました。
味の濃い料理同士の組み合わせなので、
「結局別々で食べた方が美味しいっていうオチなんだろうなぁ…」
と考えていたのですが、いざ食べてみるとびっくり。
あれ…？結構美味しいぞ？
麻婆とラーメン、二つの味が喧嘩することなく共存していて、むしろ相乗効果になっていて美味しかったのです。
意外な相性の良さに驚きました。
気になって調べてみると、どうやら麻婆麺は新潟県発祥で、
各店舗が差別化のため工夫を凝らしていく中で生まれたらしいです。(諸説アリ)
新潟ってラーメン激戦区だったんですね…知らなかった。
ラーメンと麻婆豆腐。
どちらも中華料理店のメニューとはいえ、それら二つを合体させよう！という発想は中々思いつかないと思います。スゴイ。
さて、そんなこんなで麻婆麺について色々調べている中で、
麻婆麺がなぜ美味しく感じられたのかの理由が分かりました。
あくまで私個人の考えですが、美味しさのカギとなっていたのはラーメンのコクです。
ラーメン部分はただ味が濃いだけではなくて、
その繊細で深いコクによって、麻婆の味を受け止めていました。
そのため二つの味が喧嘩せず、共存しているように感じられたのです。
(まあ料理人側が麻婆麺用に味を調節しているだけの気もするのですが…)
麻婆麺以外にも世の中には多様なラーメンが存在しますが、
今回その理由が少し分かった気がしました。
麻婆麺のラーメンのように、
「単体での強い個性」と、「他の存在を拒まずに活かす繊細さ」を併せ持つ。
そんなことができたら素敵だなぁと、ふと思いました。
自分の個性を発揮しつつ、時には他者の個性を活かす側に回る…みたいな、そんな風に行動できる人間になってみたいものです。
まあ現在の私はコミュ力不足のせいで、
個性も出さない上に、他者の個性も把握できていないという体たらくなので、
まずは他者の長所を積極的に見つけるとこからスタートせねば。
…なんか麻婆麺から発想がだいぶ飛躍してしまった気がしますが(笑)、
麻婆麺のラーメンように、
色々な人と高いシナジーを生み出せる人間になってみたいな…
と考える今日この頃です。
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