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空想アイディア②電気制御によるアスリート育成

あったらいいなと思うもの、ありませんか?あまり変なことばかり考えるなと言う人もいますが、人間は妄想、よく言えばイマジネーションの力で進化してきたんだと思っています。

今日思いついたアイディアは電気の力で人間の身体を動かしてスポーツの世界に役立てようという話です。なんか既にありそうな気もしてきましたが、その場合はそのアイディアの普及という形になるかもです。

学ぶ=真似る

スポーツを教える時にはお手本を見せる、あるいは上手い人の動きを勝手に見て覚える、というのは誰でも経験があると思います。

何事も真似るところから学ぶ行為は始まっています。ですがそれができる人とできない人がいます。人それぞれ得意分野があり、苦手な動き、得意な動きもあります。

できない時、人はその動きがうまくイメージできない、あるいはイメージ通りにうまく身体が動けない。なので出力として身体の動きにエラー(入力:見た動き、と異なる出力)が表れ、結果として学ぶことができない、あるいは学ぶのにすごく時間がかかります。

強制的に動きを体感させる

それではその人に対象となる動きを強制してしまうとどうなるでしょう。正しい出力を強制的に与えてしまうのです。

外面的に、つまり外からその人の身体を動かしてやるのとは異なります。中から、つまり筋肉と神経系の動きをそのまま経験させてしまうのです。外から無理矢理(外力を使って)動かしても筋肉はほぼ確実に自発的な動きとは異なる反応を示すはずです。そうしたやり方は逆に変な癖をつける可能性や、結局筋肉の使い方がわからない可能性が高いです。

なので直接筋肉の動きを覚えさせてしまう。それが電気の力で可能になるかもしれないと思っています。(理論上はSIXPADなどのEMSの応用に当たると思います)

センサーを取り付けて電気の力で身体を動かし、一流選手の動きを直接身体を通して学びます。それを繰り返すことで一流の身体感覚を短期間で身につけることが可能になるはずです。美しいフォームや機敏なドリブル、高難度の体操技など、それらを電気信号で伝えることができれば、物凄いことです。

もちろん一流選手が何を考えて動いているか、等までわかりませんが、この装置では動きを学ぶことにフォーカスし、学習することができます。

新しい動きも習得できるはず

参考までに武井壮さんは鏡を見ながら自分が考えた通りに手の位置、足の位置がきているか、などを細かくチェックしていたらしいです。考えた通りに動かせることの重要性を物語っています。

その流れで考えますとこの装置の進化系として自分のイメージを映像に落とし込み、その動きを見ながら電気信号で強制的に身体を動かす、というのが考えられます。これができればダンス、新たな技や身体の動き(できたらいいなと思っていたけど実際にどう筋肉を動かせばいいかがわからない動き)の学習が短期間でできるようになるはずです。身体の使い方全般の新規開拓と言えるでしょう。

また、ここまで複雑な動きすべてを電気信号で伝えるのが困難だとしても、例えばある動きの最中に電気信号を与え、どの筋肉を使うかを認識させるアシストのような機能から始めることができるかもしれません。

と、空想してみましたが、もしこれができたらその延長には脳の電気信号もハックできる未来があるかもしれません。身体の動きに留まらず、脳内をコピーし経験してしまうのです。

また突飛なことを考えてしまいましたが、今日はこの辺で、ありがとうございました!

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