GTOクイズとかトレーニングモード

ソルバーの計算結果が身近になった。自分で計算をしないでも計算結果を閲覧するサービスなどもある。自分は使ったことがないから詳しくは知らないが有名なところだとGTOwizardとかだろう。
PioSolverやGTO+でも計算結果を使って対戦モードで学習する事ができる。

ここでアクションに〇×をつける事にあまり意味はない。
理解をしないでやるくらいならやらない方がマシとも思う。
具体的に何がダメなのか?何に気を付けてやるべきなのか?を説明していきます。

こんなシチュエーションがあったとしよう。SBvsBTNの3bet pot。

AKは130%betを選択する。正解?不正解?

AKで130%をbetして22.5bbのEVが保証される訳ではない。

このレンジを以下のように振り分ける事によって保証されるEVである。
(その後のストリートでも計算通りにレンジを分配する必要はある。)

そしてコールされたらターン2hで55,77でもオールインしている。

flopだけを覚えてもターンリバーでどうするかまで学習する必要があります。55,77などもターンまでの二発で入れ切ってくるから相手は対応が難しくなりAKが輝いてくる。都合よくAKばかりでポットオーバーを打っていても稼げはしない。

AKで130%を打っても他のハンドを33%betに振り分けていたらEVは下がる。22.5bb→17.3bb

複雑な戦略を学習したところでレンジ全体の再現性が低くミスを重ねてEVを垂れ流すだけである。

33%betの純粋戦略で計算してもEVは21.6bbになる。この差は大きいが混合戦略でこれ以上にミスをするのは簡単である。

クイズとかトレーニングモードをやるならレンジ全体を将来に渡りどのように分配しているのか確認しながらやるのがいいと思います。
単体の〇×には全く意味がありません。

ポットオーバーベットとか複雑な戦略はやっている気にさせてくれるし上達してる気にもさせてくれるけど殆ど身になっていない人が多いのかなぁ。
余計に偏りを作っているだけの人もいる。

細かい説明しても、わかっている人はどうせ読まないし、わかっていない人もどうせ読まないだろうから今回の記事は以上になります。
「〇×だけじゃないでレンジも確認しましょう。」


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