solverを使って簡易戦略を学習する際に気を付けること

ソルバーを使う時に設定をどうしたらいいのか難しい問題である。
ベットサイズを細かく設定すればするほど正確な(?)アクションを計算する事ができる。設定を細かくすればするほど計算コストが必要になる。また理解するのも難しい。正直言って複雑な混合戦略はチンプンカンプンである。

betサイズを少なく設定して戦略に大きな影響があっては学習する意味がない。ソルバーで学習する上で最大の難問は『設定の匙加減』であるともいえる。
今回は同じ2bp(BTNvsBB,UTGvsBTN)でbet sizeの設定をいくつか計算してどのような影響が出ているか比較をしてみる。
3bp(SBvsBTN,BBvsBTN)は計算したけどpiosolverを持っている人は自分で比較してみてください。

集合分析に使ったプリフロップの設定

集合分析に使ったflop 47flops

1.2bet pot

oop(共通)

IPのbet size

BTNvsBB

flop CB 頻度と計算1との差

CB頻度比較

計算4だけは大きな差があるが他のものは受け入れられるレベルの差かと。
もちろんやっている環境にもよると思いますけどね。

EV比較

複雑な戦略を無理して学習して失うEVと比較して簡単な戦略を学習する方が効率がいいかと思います。簡単な事が出来てから複雑にして行けばよいのかと。また、簡単な戦略を学習しながら複雑な混合戦略との乖離を比較する事によって新しい発見があるかもしれません。

今回の比較で言えば、『ターンは大きく打った方が良さそうだけどポットオーバーとかなくてもそんなに損しない。』

UTGvsBB

BTNvsBBとだいたい似たような結果になった。
EVについて逆転現象が起きているけどドンクを設定している事からOOPのcheckレンジが少し変わっている事や計算精度が0.25%である事などが原因かと思うがここでは大きな問題ではないのでスルーします。

今回の計算結果を置いておきます。

3bet potについてもいくつか計算したのですが複数の計算結果を比較するのは面倒なので興味がある方は見てみてください。

他にも面白い発見があったら教えてね。

このくらい簡単な計算結果から学習すればいいんじゃないでしょうか?

比較してみても特に大きな問題はなさそうです。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでくれてありがとう♪


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