相手のレンジが変化した時の対応【1:BTNvsBB 2bp】

プリフロップのソリューションがこれだけ出回っていてもマトモに再現出来ている人は少ない。また再現すればよいってほど単純なゲームではない。
相手は人間でその場でなんとなくやっている人が多い。
プリフロップのレンジ表を見てわかったつもりになって軽視する。
本当に理解をしていたらそんなスタッツにはならない訳だ。

今回の記事では相手のプリフロップ戦略にどのように対応するのかを計算結果から学習していこうと思う。

当たり前だが相手のプリフロ戦略が変わればこちらのレンジも変えるべきである。今回の記事では比較のために片方を固定している。

初回は6max 100bb cash BTNvsBBについて4つの計算をした。評判が良ければ続けるかもしれないので興味あるかたは❤を押してね。

BTNのopenレンジはこのsolutionの2.5bb openレンジを使う。
BB側のレンジは
計算0 solution通り
計算1 solutionレンジを参考に3betレンジをリニアに寄せてcall頻度を増やした。

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計算2 ディフェンスレンジが広い場合
これはsolutionの2.1bb openに対するcallレンジを流用

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計算3 ディフェンスレンジを狭く
solutionの3bb open に対するcallレンジを流用

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アクションの設定

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check頻度の比較

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青線が計算0のノーマルsolutionの計算
緑線(計算3)だけが全体的にcheck頻度が高い。
赤線(計算1)と黄線(計算2)ではcheck頻度が低い。

ボードにもよるが全体的には相手のディフェンスレンジが広ければ広くbetをして狭いレンジにはbetレンジは狭くなる傾向がある。

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A62r

計算0

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計算1

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計算2

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計算3

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相手のレンジがsolution通りであったり広くてもバランスが取れていれば小さいベットとcheckの混合戦略になる。
偏って広いレンジに対しては広くレンジベットができる。
狭いレンジに対してはbet頻度がグッと下がる。betsizeも33%と130%を使う。

852r

計算0

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計算1

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計算2

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計算3

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今度は相手のレンジが広いとポットオーバーを使います。

細かい事を長々と書いてもあまり意味がない。

計算結果を置いておくので興味ある人は色々と確認してみてください。
なにか面白い発見があったら教えてね。
計算結果はご自由に利用してください。

貴方も相手もズレたプリフロップをしている。それなのにsolution通りのプリフロップだけで学習しても勝てるようにはなかなかならないですよね。
solution通りの学習をする事を否定するつもりはありません。それしか出来る事はないですからね。なぜそうなっているのか?相手がズレた時のどのように対応したらいいのかも考えた方が実践的ですよね。

相手がズレた事をしてきた時、相手が間違っているか自分のリークなのかのどちらかです。必ず相手が間違っているとは限らないですよね。



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