小さなお店は専門性を。〜表側と裏側〜
あなたのお店は明確なコンセプトがありますか?
【これで勝負したい】
という、想いがある中で
アレもあったら…
コレもあったら…
そんな気持ちの中、メニューがどんどん増えていき
お店の1番が伝わらなくなっていませんか?
実は、専門性を持つということは
表側(お客様)
裏側(お店)
双方にとってメリットがあるのです。
表側というのは、
お客様に対してのメッセージ。
例えば、
みそラーメンに絶対的な自信があるラーメン屋さんなら
【ラーメン屋】ではなく
【みそラーメン専門店】
『醤油が食いたきゃよそに行け! 味噌が食いたきゃうちに来い!』
なんて、キャッチコピーをつけると、
より味噌が強調されて、自分が売りたいものが
より明確になりませんか?
ここ数年で、〇〇専門店というのが増えてきたのも
より商品を明確にすることでお客様へメッセージときっかけを
作ることができるから。
と、こんな感じで最近のコンサルタントやアドバイザーの方が
【何でも屋】から【専門店】へのシフトチェンジを
勧めているいるのかもしれません。笑
ただ、
個人でされているお店にとっては、
後者の【裏側】の部分がより重要になります。
それは、
【 在庫数の省エネ化 】
私自身が、経営する小さなひとり美容室では
昨年の棚卸しがおよそ11万。
(これでも12月の売れ残りが少し出てしまい、本来は10万を切りたかったところです)
なぜ、
過剰在庫に悩ませられる美容室において
こんなにも在庫を減らすことができたのか?
実は、
専門性というのが重要なところなのです。
まず、うちの店舗では
カットと白髪染め専門店とし、メニューもコース化しており、
【カットカラートリートメントの3点コース】
【カットカラートリートメント3種類の5点コース】
これがカットとカラーをされるお客様へのメニューとなります
すると、施術で使用する商材を限定することができますよね?
さらに、カラー剤においては、
5・6・7・8の4種のカラーを主軸として、
色味は補色3色でコントロール。
これで、在庫を最小化に成功。
店販商品については、【インターネットで流通しないもの】
これを第一に考え、
シャンプー2種
トリートメント2種
アウトバストリートメント2種
育毛ローション
全身用化粧水
計8種のライナップを販売。
さらに、
在庫は全て一箇所に、目に見える場所に置けるだけ
これを徹底し、無駄をはぶきました。
サロンコンセプトも明確にして営業しているので、
それに反するような施術、商品ははっきりと「ありません」と説明し、
「そこの美容室ならパーマしてくれますよ〜」
なんて、よその美容室に紹介すらしてます笑(全く知らないお店ですが笑)
ただ、
お店の専門性(立ち位置)をより明確にすることで
信頼感もいただけていますし、在庫も最小限に抑えれます。
小さなお店は資金が圧倒的に少ないです。
いかに、省エネ営業をして無駄を省くかが
大きな焦点となり、利益にも大きく響くことでしょう。
無駄を省く一つの手段として、今回は
専門性について、お話させていただきました。が、
私自身も、まだまだ経験値が少ないので
これから色々試して、成功例と失敗例、検証結果も
伝えていけたらと考えております。