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2024年上期の最推し映画は何? 映画.comスタッフが選んだ“マイベスト”を紹介!
選出理由】
筆者は基本的に、イヤ~な空気に満ちた映画が大好物なので、予告編を見た瞬間から、「これは間違いない」と身震い。見始めると期待に違わず、真綿で首を絞められるように、嫌なことが起こり続け、「これだけはやめてくれ」と思う展開に必ず進むという、この地獄。生徒を守りたい先生の正義や理想を説く声は届かず、真実を示すはずの証拠やロジックは踏みにじられ、精神的に追いつめられていく。「学校は社会の縮図」とはよく言ったもので、社会のなかでもあらゆるスケールで不和を生み出しているシチュエーションが、“ありふれた教室”で勃発するさまが、ありありと描かれています。「この行動は許せる?」「この判断はアリ? ナシ?」など、自分の倫理観が暴かれるような感覚に陥る、忘れられない作品です。
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MMXXII
【「ありふれた教室」概要】
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