23年前に私がトマト&オニオン大館店を開業し飲食業界に進出したわけ
私がまだ20代のころ・・・といっても29歳のとき
飲食業への出店を決意しました!
1997年ですね。
当社は (株)乳井石油商会といいます。
その名の通りガソリンスタンドを生業とした会社です。
当時の当社はガソリンスタンド3店舗と
自社コンビニ(酒販店)を経営してました。
1996年、時代は動きます。
特定石油製品輸入暫定措置法が廃止され
石油製品の輸入化が自由化されるという法律です。
規制に守られた業界が自由化されることにより
その業界の競争が激化するのは自明の理でした。
石油業界はだめになるんだから
何か別の業種に進出しなきゃいけない!!という
恐怖心がわたしにはありました。
証券会社で中堅企業オーナーさんを
主要顧客に営業をしていた時代に
私が感じていたことは
斜陽した業界に身をおいていたら
業界内でいかに地位が高かろうが、人格者だろうが
経営としては 2流だな、と思っていたからです。
*24歳の浅はかな私がその時点で感じていたことですが・・・
ですから自由化後では ガソリンスタンド経営なんてしていてはだめだ!
という強迫観念にも似た感覚があったのです。
東京の大学を出て、一部上場企業で働いていて(ひたすらダメ社員でした)
田舎に都落ちした感覚で田舎にいた私が考えたのは
都会にあって田舎にないもの
自分が田舎にあったら、生活しやすいな、と思えるものを
商売にしたいと考えてました。
また、ガソリンのようにイヤイヤ購入するものであなく
(ガソリンって積極的に消費するのではなく
いやいや購入するものですよね、ガス欠なるから)
消費者が欲しくて買いたいものを商売にしたいな
という思いがありました。
そんな時にたまたま
トマト&オニオンの創業者 櫻木博さんに
(マネーの虎にもでた有名人ですよ)
FC加盟商談会でお会いする機会を得ました。
飲食店をやるのではなく
飲食業としてやる人以外加盟しなくてよい
(大分割愛してますがww、最低3店舗やれない人はやらなくてよい、ってはなしです。理由もここでは割愛)
という考え方にも賛同
また地方出身(京都舞鶴市が発祥。舞鶴って小さい地方都市ですよ。
大館よりお店はすくなかった)
のチェーンということもあり、いろんな点に賛同して
トマト&オニオンに加盟する運びとなりました。
バルブ絶頂期に東京で すかいらーく、デニーズ ジョナサン ロイホで
夜通し時間をつぶした 大学生時代の憩いの場を
大館のような田舎につくりたかったのです。
一滴もアルコールを飲まない私は
居酒屋でなく、ファミレスこそ居場所でした。
(大学時代酔いつぶれて宇多川町で寝てたのはシーっ)
自分の思い出にある外食店舗は2つあります。
1つは 正札竹村の最上階食堂
全国どこにでもあった百貨店食堂です。
想いではやっぱり メロンフロートかなー
あとはカツカレーですかね。
そしてもう1つは ポンパドールさんです。
今はなくなりましたが、大館の洋食屋さんですね。
親父が土産にかってくるポンパドールのピザが大好きで
ポンパドールで食べるヒレステーキが最高のご馳走でした。
あの頃の外食店舗は完全に
ハレ の場であり、華やかで にぎやかで
楽しい思い出でしか浮かばない場所
そんな華やかな場所が失われていく中で
トマト&オニオンなら、その
家族の想いでの中心になれる
ハレの場の外食店舗になれる!!
との思いがありました。
シズル感じる熱々のメニューの数々
当時の大館にはない大箱のファミレス
ガストより1年誕生のはやい大館のトマオニは
大箱店としては秋田の八橋のガスト開店直後に
誕生した 歴史あるレストランなんです。
お誕生ににはアナウンスをして
お誕生日プレゼントをわたし
スタッフみんなで ハッピーバースデーを歌い
お祝いする!!
そんな お店をつくることが出来て幸せでした。
(バースデーソングは10年前にはそのサービスをやめましたけど・・・)
トマオニで小さいころ 毎年バースデーしてましたー
といわれるのは今でも誇りです。
お母さんが、お父さんが子供のころ
トマオニでバースデーを祝い
自分の子供たちのお祝いもトマオニでしてくれる
そんなお客様が確実に増えてきてますし
これからは孫の、ひ孫の・・と続くように
ハレの場としてもご利用いただけるお店でありたい
そのためには努力が必要ですね。
10年間ぐらいは、トマオニが正札竹村の 食堂のかわり
(わたしのイメージする)
の楽しい 家族の 外食店舗の場所として
君臨できたんではないでしょうか。
でも世の中は常に変化しますので
時代の変化とともにこのトマト&オニオンの
在り方も変わってきてますし、変わっていかなくては!
と思いながら経営しております。
そんなトマト&オニオンは
2020年7月 楽天リアルタイムテイクアウトランキング 日本1位に輝きました。
トマオニグループ内でももちろん全国1位でした。
いまは、コロナ時代に合わせて
テイクアウト 宅配事業に力を注いでおります。
これからも、地域の皆様に愛される
皆様の思い出の中だけでなく
リアルに体感できる
憩いの場でありつづけたい!!と思います。
トマト&オニオン大館店
大館市清水5-1-76
電話 0186-45-0141
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