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iPadが欲しい

こんにちは。突然ですけど、最近急にiPad欲しい病が発症しました。実はこの病気、定期的に私のところにやってくるんですよねー。そのたびにラインナップを吟味してあーでもない、こーでもないという感じで、果たして自分に最適なiPadは何だろうかと自問自答するわけなんですが、せっかくなんで今回は頭の整理も兼ねて色々と書き記しておこうと思います。

※以下、長文です。

なぜiPadなのか

まずはこれですね。つまり、なぜMacBookではなくてiPadなのかというところから解説していきたいと思います。

1.パソコンが欲しいわけではない。
まずはそもそも論から。自宅にはパソコン(自作PC)があるので、スペック不足ならパーツを拡張したり交換したりすればいいだけなので、別に新しいパソコンが欲しいわけではないんです。ということで、もうこれだけで自然とMacBook(iMacやMac miniも然り)という選択肢は消失します。

2.持ち運びたい。
デスクトップPC以外の端末で私がやりたいことは、もちろん持ち運ぶこと。この時点でMacBookかiPadのどちらにするか、いや、前述の通りでいくと、ここでiPadだけに絞られてきますね。持ち運びたい理由としては、外出先でも大きな画面でネットサーフィンしたりメールやブログを書いたりしたいからです。あとは、画面が大きくなれば読書とか動画鑑賞とかも快適になりますね。

以上の事から、私が検討すべきはiPadということになります。

現在のiPadラインアップ

それでは、現行iPadシリーズのラインアップについて整理します。

1.iPad Pro(12.9インチ、11インチ)
2.iPad Air(10.5インチ)
3.iPad(10.2インチ)
4.iPad mini(7.9インチ)

以上のように、現在4種類で計5機種のiPadが販売されています。これだけ見てもディスプレイサイズが細かく違っていて、悩みの種のひとつになっています。さて、ここからどのiPadが自分に一番最適かを検討していくわけなんですが、まずは性能面から深掘りしていきたいと思います。

チップ

最初はチップの違いから。ものすごく簡単に言うと、iPadに搭載されているチップの数字が大きいほど最新であり、処理能力も速くなるということになります。ちなみに、現行のiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、そしてつい最近発売されたiPhone SEには「A13 Bionicチップ」が搭載されており、これが今現在最も新しいチップです。

1.iPad Pro
iPad ProはiPadの中でも最上位機種ですので、当然に処理能力は一番です。チップは「A12Z Bionicチップ」が搭載されています。iPadシリーズの中では最新のチップとなります。

2.iPad Air
iPad Airには「A12 Bionicチップ」が搭載されています。iPad Proと微妙に違うのは「A12Z」と「A12」ですね。この違いについては以下の記事が端的で分かりやすかったです。

「A12」をベースとした「A12X」というチップもあって、これと比べるとGPU性能が少し良くなったのが「A12Z」ということみたいですね。GPUというのはグラフィックのことですので、画像処理能力という感じですかねー。自分も含めて素人にはこの程度の認識で十分だと思います。

3.iPad
iPadには「A10 Fusionチップ」が搭載されています。他のiPadと比較すると約2世代前のチップということになります。

4.iPad mini
iPad miniには「A12 Bionicチップ」が搭載されています。iPad miniは、一番ディスプレイサイズの小さい端末ですが、実は処理性能は無印iPadよりも上なんですね。

以上のことから、搭載チップのみで言うと性能的には、

①iPad Pro > ②iPad Air = iPad mini > ③iPad

という感じになるかと思います。

ディスプレイ

次はディスプレイ性能の違いを調査してみたいと思います。ディスプレイの性能は内部の処理性能よりも実際の効率化や快適度合を計る上でとても大事な要素だと思います。細かい性能差はたくさんありますが、私が注目したのは「ProMotionテクノロジー」と「フルラミネーションディスプレイ」の2つです。

1.ProMotionテクノロジー
この技術は最大120Hzのリフレッシュノートが得られるというもので、一般的なディスプレイが60Hzなのに対して倍近くの性能ということです。詳しくは以下の記事をご参照ください。

現行iPadシリーズの中でこのProMotionテクノロジーが搭載されているのはiPad Proのみです。でもまぁ正直これはそんなに必要ないかなとは思いますけど、あるに越したことはないのかなとも思います。Apple Pencil使用時よりもブラウジング時の違いが顕著ですね。

2.フルラミネーションディスプレイ
フルラミネーションディスプレイとは、フルラミネーション加工されたディスプレイという意味で、これは液晶ディスプレイから(タッチパネルを挟んで)カバーガラスまでを圧着して一体化させる加工技術のことらしいです。要するにタッチディスプレイでは直接画面に触れているような操作感が実現されるということみたいなので、こっちの方が割と操作性には重要な影響を及ぼすと思います。

そして、フルラミネーションディスプレイではないのが無印iPadです。実機を触ったことがないので何とも言えませんが、どの程度操作性に影響するかがポイントだと思います。他にも無印iPadは「広色域ディスプレイ(P3)」や「True Toneディスプレイ」などが搭載されていません。先のチップやこのディスプレイの性能面からすると、どうしても無印iPadは見劣りしてしまいますね。

カメラ

ここまではチップ、ディスプレイについてそれぞれの違いを調査してみましたが、この2点だけでも一番性能が良いのはiPad Proということが分かると思います。当然ですが。続いてはカメラの性能について。

1.iPad Pro
・1,200万画素(12MP)の広角カメラ
・1,000万画素(10MP)の超広角カメラ

2.iPad Air、iPad、iPad mini
・800万画素(8MP)の広角カメラ

上記のように、iPad Proは1,200万画素、iPad Pro以外は全て800万画素の広角カメラ(iPad Proには1,000万画素の超広角カメラもあり)となります。

ビデオ

カメラ性能にも左右されると思いますが、ビデオの性能について。

1.iPad Pro
・4Kビデオ撮影

2.iPad Air、iPad、iPad mini
・1080p HDビデオ撮影

こちらもカメラ性能と同じようにiPad Proだけが4Kビデオの撮影ができます。分かりやすいですね。

その他にも、コネクタはiPad ProだけがUSB-C(他はLightning)だったり、セキュア認証はiPad ProだけがFace ID(他はTouch ID)だったり、オーディオはiPad Proだけが4スピーカー(他は2スピーカー)だったりと、やはり最上位機種のiPad Proだけが全体的に優位性がある端末となっています。

Apple Pencil

さらに、ここでは対応する周辺機器の違いも見ていきたいと思います。まずはApple Pencilですが、現在第1世代と第2世代の2種類があります。

この2種類の一番の違いは充電方法ですかね。第1世代はLightningコネクタにぶっ挿して充電、第2世代はiPadの側面にマグネットでくっつけて充電します。これ、個人的に感じたのは第1世代の充電方法にApple内部の人は誰一人NGを出さなかったんだろうか、ということ。あまりにAppleらしくない不格好な充電方法です。もちろん色々と社内で議論した結果の産物なんでしょうが、個人的には全く好きになれません。ダサいの極み。論外。

この第1世代のApple Pencilにはもちろん全てのiPadが対応しているんですが、第2世代についてはiPad Proのみ。これは選択する立場としては非常に悩ましいところです。

キーボード

続いてはキーボードです。タブレット端末にキーボードはいらない(必要ならノートPCでいいじゃんって思ってる)と個人的には思うんですが、ノートPCに引けを取らないほどのスペックを持ったタブレットなら、タブレット的な使い方とノートPC的な使い方の両方ができて一石二鳥なお得感が出てきますので、ちょっと調べてみました。

1.iPad Pro
・Magic Keyboard(Apple純正品)
・Smart Keyboard Folio
(Apple純正品)

2.iPad Air、iPad
・Smart Keyboard(Apple純正品)

3.iPad mini
・Bluetooth Keyboard

このように、iPad miniだけApple純正のキーボードが使えません(商品がない)ので、他社製のBluetooth対応キーボードを使う必要があります。ちなみに、iPad Pro用のMagic Keyboardはトラックパッド付き、Smart Keyboard Folioはトラックパッドなし、という点が大きな違いだと思ってください。また、Smart Keyboard FolioとSmart Keyboardの違いも、背面を覆うか覆わないか、折り畳み構造の違いぐらいだと思います。

サイズと重量

ちょっと本体の件に戻りますが、これも割と重要な要素だと思います。これについては、iPadで何をしたいのか、どのような場面で使うことが想定されるかによってどのiPadが一番最適なのかが導き出されると思います。

1.iPad Pro(12.9インチ)
・高さ280.6mm、幅214.9mm、厚さ5.9mm、重量641g(Wi-Fiモデル)

2.iPad Pro(11インチ)
・高さ247.6mm、幅178.5mm、厚さ5.9mm、重量471g(Wi-Fiモデル)

3.iPad Air(10.5インチ)
・高さ250.6mm、幅174.1mm、厚さ6.1mm、重量456g(Wi-Fiモデル)

4.iPad(10.2インチ)
・高さ250.6mm、幅174.1mm、厚さ7.5mm、重量483g(Wi-Fiモデル)

5.iPad mini(7.9インチ)
・高さ203.2mm、幅134.8mm、厚さ6.1mm、重量308.2g(Wi-Fiモデル)

私の場合、持ち運ぶことを前提に、iPhoneよりも大きなディスプレイで外出先で快適にネットサーフィンや読書や動画鑑賞をしたいので、できるだけ軽量なものが最適解となり、この観点からするとiPad miniが第一候補となってきます。これまで見てきたように、性能面ではiPad Proが最上位で、次いでiPad AirもしくはiPad mini、最下位がiPadということになり、意外と小さくても高性能なのがiPad miniなんです。何と言っても重量が308.2gという点が大きな魅力です。

また、もう一つやりたいのが手帳のデジタル化です。Apple Pencilを使えば手書きができますので、紙の手帳と同じく「手で書く」ということがメインとなるのであればキーボードは必要ありません。しかも出先などで立ったまま記入する場面ではiPad miniのサイズ感はコンパクトでいい感じ。逆にあまり大きすぎると不便を感じると思います。

ちなみにWi-FiモデルかWi-Fi+Cellularモデルかについては「Wi-Fiモデル」の一択です。以下の記事が参考になりました。

筆者の方がこう断言しています。

iPadを購入する時に、Wi-Fiモデルかセルラーモデルで悩む人は多いだろう。だが、私ははっきりと言える事がある。iPadにセルラーモデルは必要ない。Wi-Fiモデルで十分なのだ。

ストレージ容量と価格

ここまで色々と性能面や周辺機器等について見てきましたが、最後はやっぱり容量と価格のところで悩むんじゃないかと思います。ただ、私の場合ここまで来るとiPad miniでほぼ固まってますので選択肢は限られてきます。

1.64GB   45,800円(税別)
2.256GB 62,800円(税別)

iPad miniの場合は上の2種類があり、ストレージ容量については昔から「大は小を兼ねる」という言葉があるように悩んだら大きいの買っとけって思うんですが、いったん冷静になると、他にも周辺アクセサリーを同時に購入する必要がありますので、そちらの価格も考慮しておくべきです。私の場合、純正のカバーとApple Pencilは最低限外せません。余裕があればディスプレイ用のフィルムも検討しますが、ここでは割愛します。

1.iPad mini Smart Cover 4,500円(税別)
2.Apple Pencil(第1世代) 10,800円(税別)

Apple Pencil高いな。充電方法ダサいのに。まぁとにかくこの2つと64GBのiPad miniを合計すると61,100円となり、256GBのiPad miniとほぼ同じ価格になります。ストレージ容量が大きい方がもちろんいいんですが、私はある程度デジタル機器に精通していてバックアップとかお茶の子さいさいなので64GBで十分と考えます。逆にデジタル機器があまり得意ではない人や疎い人は256GBがいいでしょう。

結論

ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございます。これでかなりiPadシリーズについては詳しくなれたかと思いますので、これからiPadを買おうと思っている方はぜひ参考にしてください。ただ、ここでひとつ残念なお知らせなんですが、結論としてはiPad miniはまだ買いません(笑)。なぜならApple Pencilの充電方法がダサいから。もうこれに尽きます。何回もポチろうとは思ったんですが、どうしてもできませんでした。許せませんでした。それは第2世代の充電方法を見ているからだと思います。「いやいや、スマートにできてるやん」ってね。でも、もし次期iPad miniが第2世代のApple Pencilに対応したら即買いします

まだまだ噂の域を出ないですが、必ずいつかは発売されると期待してます。

Photo by Daniel Romero on Unsplash

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