視聴者のコメントで過去を悔い改めた日の話
今日はつい先日の出来事で心に大きく響いた事があり、それをアウトプットしておこうと思いこの記事を書く事にしました。
まず始めに
男が40にもなれば価値観や倫理観は固定化しはじめるし、そうそうブレるものでもない。
自分もなるべく「柔軟」「変化」「チャレンジ」はしようと思ってるが、やはり若い時よりは新しいモノに鈍感になり、そして飛びつくスピードが圧倒的に遅くなっていってる気はしています。
ただこだわりやブレない価値観は大事であり、そこがブレすぎると人生観や生き方自体も理想とはかけ離れていくので、意識的に頑固になるようにしているのもまた事実。
罵詈雑言に反応しない
2022年3月、R1でUターンこけをしてしまい、それをYouTubeにアップした。
一番伸びた動画だし、たくさんコメントも来た。
そして批判、罵倒コメントも100件くらいきた。
自分は返信は一切せず、スパム報告、ブロックのどちらかで全対応。
中には自慢げに色々語る人もいたが、ぶっちゃけ興味なし。
なぜならその人の「実績」が不明だし、信用信頼もできないからだ。
【中には非常に素晴らしい観察眼で解説してくれる人がいて、そうゆう人は本当に凄いと思った】
自分は、自分が尊敬できる、信用信頼できる人の意見はしっかり耳を傾けるが、そうじゃなければ自分はまったく耳を傾けない。
特にリッターSSのR1に対してあ~だ、こ~だと的確に助言できるのって、リッターSSを乗ってた人以外は無理だと思ってる。
それくらいリッターSSってバイクの中でも特質してると自分は思ってるし、事実そうだと思う。
メーカーによってスパルタ具合は多少違うが、
前傾姿勢、目線、アクセルワーク、ニーグリップの重要さ、ハンドルの切れ角の無さ、
全てが他のバイクと違い神経を使う。
R25の時は「のほほん」とバイクは乗れてたが、R1になってからはいつもある一定の緊張感は付きまとっている【それがたまらないのだが】
とまぁ、話は大きくそれたが、言いたい事は
「信頼、信用、尊敬できる実績がある人の意見しか耳を傾けない」
ってのが自分の中でのルールにしてるって事。
で2022年10月2日。
YouTubeのコメント欄で久しぶりにコメントしてくれた方がいた。
149さんという方だ。
確か去年の北海道ツーリング動画あたりから、毎回かかさず動画を見てくれてコメントをくれる方。
気づけば1年以上、このチャンネルを見守ってくれてる古株だ。
そんな149さんがとある動画の途中から、コメントをしてくれなくなった。
その動画とは
北海道ツーリング2022
途中まではコメントしてくれてるのだが、中盤あたりからピタっと、コメントが無くなった。
149さんは結構忙しい方っぽくて、動画を公開したら1~10日後とかにコメントくれたりするので、最初は気にしてなかったが、1ヵ月、2ヶ月経ってもずっとコメント無し・・・。
YouTubeのコメントだけの仲だが、このご時世、何かあったかな?と心配したり、このチャンネルに飽きたのかな?と思う時があった。
そしてつい先日、約2ヵ月ぶりに149さんが栃木ツーリングの動画にコメントをくれた。
そして149さんのコメントから
「北海道ツーリングは辛そうで、コメントできなかった」
そう告げられた。心にグサリと刺さるものがあった。
そして一気に感情の波が押し寄せてきた。
怒りや憎しみの類ではもちろんないが、悔しさ、後悔、未熟な自分への恥じらい、そして申し訳なさ。
でも、本当は薄々気づいていたのかもしれない。
自分自身が作るのが嫌で嫌で、それでも何とか完成させようとした動画、
旅が辛くて辛くて何度もリタイヤしようと考え、帰ってきてから約2ヵ月もバイクに乗りたくないと思わせた旅。
そんな動画を他者が見て、
「楽しかった、感動した、タメになった、よく頑張った」
と褒めてくれる訳がないのだ、賞賛する訳がないのだ、楽しい気持ちになる訳がないのだ。
視聴者の中には優しい方が多いので多くのコメントで励ましをもらった。
きっと多くの方が気遣ってくれたのだろう。
今更ながらここでお礼申し上げたい。
ありがとうございました!
そしてかなり気を使わせてしまって申し訳ない。
そしてそれ以上に、しっかり本音を言ってくれた149さんに感謝している。
ありがとう!!
変なプライドというか、頑固な感情で
「旅の辛さをありのまま伝えなくては」
と思ってた自分が恥ずかしい。
今思えば辛さを伝えたかったのではなく、きっとやさぐれた気持ちを吐き出したかっただけだった気がする。
北海道ツーを終えて3ヵ月、バイクに乗りたい、北海道リベンジしたいと思えるほどに心も体も回復し、成長した今だからこそ分かる事が多々ある気がする。
もう一度言う。
今年の北海道ツーリングは大失敗だった。
何もかもがダメだった。
本当に本当にダメだった。
動画を見てくれた全ての方に・・・
申し訳ありませんでした。
ただ一つだけ救いがありました。
それは見続けてくれた人、励ましてくれた人、そしてしっかり気持ちを伝えてくれるファンがいたこと。
それが何よりの救いであり、また動画制作への活力になるのだ。
それらに全て感謝して、またどこかへ行ってこようと思います。
見た人が明日、バイクでどこかに行きたくなる動画を目指して。