こんなの面白くないですか?ってのをMリーグ好きの皆さんに問いたいnote

セイバーメトリクスのお話

"QS"、"WHIP"、"OPS"...

上記のようなヤツ、見たことあります?
これ、最近の野球でよく使われる成績を示す指標で、セイバーメトリクスとかいうものです。
例えば"QS(クオリティスタート)"は一番よく耳にするかなって思うんですけど、先発投手が6回までを自責点3点以下に抑えた時にカウントされるってやつですね。
要は、いろんな指標を使って選手の評価をしたり、チームの戦略に活かしていこうって考えのものです。

こんなん、麻雀にもあったら良いなぁって思うんですよ。
僕、パイレーツさん限定ですけど成績からの分析noteを書いていて。
よく成績速報さんのものを使わせてもらってるんですけどね。
一般的に良く出てる、"和了率"とか"放銃率"、"副露率"なんかを上手く組み合わせて深堀りすればそこそこの情報は出るんですけど、もう少し立体的に見ていきたいなぁって気持ちもあって。

先日、仲林プロにお会いした時に、「和了率って20%前後だから、それ以外の局を大事にしないといけない」ってお話しされてて。
でもそれって、我々素人にはなかなかわかりにくいんですよね。

なので、麻雀版セイバーメトリクス的なのをいくつか作って、それを肴に上手い酒を飲みながらMリーグ談義したいっていう邪な気持ちから、「Mリーグの成績をつけてる皆さん、こんなんどうですか?」って投げかけたいと思い、noteを書こうと思った次第です。

...いえいえ、もちろん自分でデータを拾っていく覚悟はほんの少しだけありますよ!!
全く無責任に放り投げてるわけではないですよ!!

えぇ...

ちなみに、僕はネーミングセンスが壊滅的なのと英語が極めて弱いので、ネーミングは本当に適当につけていますw


攻撃面での指標(案)

1.TRE (Tenpai at Round End)
局終了時点で聴牌のかたちになっている局数/総局数

局が終了した時点で聴牌形を維持している割合を示したもの。
誰かの和了とか流局とかの結果は一切関係なく、終わった時点でのかたちのみで判断します。
展開次第であがれる可能性のある状態であったことを評価する目的です。
この数値が高い=加点の可能性が高いって考えられるかなぁと思います。

2.TSR (Tenpai Success Rate)
和了数/局終了時点で聴牌のかたちになっている局数

聴牌のかたちをとったとき、どれだけの確率で和了に結びついたかを数値化したもの。
従来の和了率を少し掘り下げたイメージです。

3.TPPR (Tenpai Plus Point Rate)
(和了数+流局聴牌数)/局終了時点で聴牌のかたちになっている局数

上記2.に流局したときの数を加えて数値化したもの。
要は、聴牌を維持したときにどれくらいの確率で加点できるかって指標になります。

4.TRF (Tenpai Rate by Furo)
局終了時点で副露して聴牌のかたちになっている局数/副露した総局数

パリピっぽい名称になってしまいましたw
副露した局はたくさんあっても、その中で聴牌まで持っていけた局はどれだけあったのかってのを数値化したものです。

5.FCT (Furo Count to reach Tenpai)
局終了時点で聴牌のかたちになっているときの副露の回数合計/局終了時点で聴牌のかたちになっている局数

副露で聴牌をとるまでに要した副露回数の平均値を表したもの。
この数値が大きいと、わりと遠い仕掛けが多い人なんだなぁってことがわかったりします。

6.KKCR (Kii Kuruuwa Count of each Rounds)
気ぃ狂った回数/総局数

1局あたりの気ぃ狂った回数の平均値です。
数値が低いほど落ち着いて打てます。


守備面での指標(案)

1.HRR (Hoju Rate except Reach)
自身が立直しての放銃を除いた放銃回数/総局数

回避行動が取れる状況での放銃率です。
状況によっては回避という選択肢が取れない場合もありますが、守備意識っていう考え方で見た場合の目安になるかなって思いました。
立直宣言時の放銃も含みます。

2.NLPC (No-ten Lost Point Count)
局終了時点で不聴のかたちになっているときの、流局の回数及び他家の和了で2,000点以下の失点をした局数の和/局終了時点で不聴のかたちになっている局数

失点するケースの中でも、被害を最小に食い止めることができた割合を数値化したもの。

一流のプロ曰く、「横移動させるように仕掛けや捨て牌を工夫することがある」とのこと。
また、大きな失点が想定されるときに、安い手に"敢えて放銃する"こともあると。
こういった部分を”守備力”として数値化したいなと思ったのが、このnoteのきっかけです。
もちろん偶然によるものも多く混ざるでしょうが、この数値が平均よりも高ければ致命的な失点を回避する能力に長けていると見て良いでしょう。

この指標に加える失点のラインは一旦2,000点としてみました。
僕個人が「ぐぬぬ...」とならずに許容できるギリギリラインですw
そうすると"1人不聴はどうするのか"問題が発生しますが、3人聴牌っていう非常事態を搔い潜って帰還した猛者を評価しないわけにはいかないので、流局時については全て加えることとしました。
あと、"失点2,000点以下"に積み棒の失点を加えるのかどうかは、僕の中ではまだ結論に至っていません。

3.RFR (Rival's Furo rate)
他家に副露された局数/総局数

いわゆる被副露率です。
自身の捨て牌を鳴かれた局の割合を示しています。
同卓者が全員黒沢咲プロなら何の参考にもなりませんが、普通に考えると平均の副露率と同等になる想定なので、それよりも低いときは「他家に鳴かせないように打てている」って判断になるかなって思います。

4.RFC (Rival's Furo Count)
他家に副露された数/他家に副露された局数

他家に副露されたとき、1局あたりどれくらいの回数副露されるのかを数値化したもの。
自身が攻めなければいけない環境である場合もありますが、”どの程度絞るか”を視覚化できればなって考えました。

5.RTRF1 (Rival's Tenpai Rate by Furo 1)
自身から副露した他家が局終了時点で聴牌していた局数/他家に副露された局数

他家の副露聴牌に貢献してしまった値を示したものです。
次の項目と似ていますが、こちらは自身からの副露時点では不聴でも聴牌でも関係ありません。
"鳴いた他家が最終的に聴牌だったかどうか"だけが基準になります。
自身の失点に繋がる行為なので、守備指標として示すのが適切なかなって思いました。

6.RTRF2 (Rival's Tenpai Rate by Furo 2)
自身からの副露で他家に聴牌に入った局数/他家に副露された局数

こちらは”自身からの副露で聴牌が入ってしまった"ときの指標です。
他家聴牌の決定打ですね。
当然5.よりも値は小さくなります。

7.NNCG (Nan-Nan Count of each Games)
「なんなん」が発生した試合数/出場試合数

1試合あたりの「なんなん」が発生する割合を数値化したもの。
数値が低いほど守備が安定し、数値が高くなるほど検討配信の同時視聴者数が増えます。


さいごに

相当マニアックなネタなので、この話題で盛り上がれる層が絶滅危惧種くらいしかいないとは思いますw
それでもnoteにまとめることができて満足です。
こういうふうな数字の出し方、絶対に面白いと思いますし、プロの皆さんにもプラスになるんじゃないかなって思っています。
自己満足は完了したので、このへんで。


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