新シーズンに向けて、素人のオジサンがパイレーツさんについてあーだこーだ言ってみた(仲林圭プロ編)

はじめに

新シーズンに向け、昨シーズンの成績をもとに、ただの素人のオジサンがあーだこーだいうだけのnote。
最終回の今回は仲林圭プロです。
今の、こんなに愛されるパイレーツの空気感を作り出しているのは、間違いなく仲林プロでしょう。
麻雀界屈指の実力とも言われている仲林プロの1年目を振り返りつつ、あーだこーだ言っていきたいと思います。

データは、今回も「Mリーグ成績速報(非公式)」様およびWikipediaからの引用させていただいています。

仲林圭プロのイメージ

ここ数年、「強い麻雀プロ」というテーマで頻繁に名前が挙がっている印象があります。
ちょうどこのnoteを書いているタイミングで麻雀ウォッチさんの「麻雀の匠」もアップされていますが、その動画でも「読み」の精度が非常に高いことがわかります。
しっかり相手の手牌を読み、着実にポイントを積み上げていく。
そういったスタイルで、特に中長期のリーグ戦などで安定した成績を残している。
僕はそんなイメージを持っています。

昨シーズンの成績からの考察①

まず、見て思ったのは「ラス回数の多さ」。
ラス回避率70.83%はリーグワースト10に入る数字です。
元々守備意識の高い方だと思っているので、2着や3着が多くなる傾向にあるかなと思ったのですが、意外な結果で少々驚きました。
詳しくはこの後掘り下げていきますが、一番の原因はやっぱり「Mリーグでのバランス」を掴むのに時間がかかったってことでしょうか。
表には載せていませんが、2022年と2023年で成績を分けてみた場合でもほとんど同じような着順の分布だったことから、シーズンを通して「どれくらいのバランスで打てば良いのか」を模索していたのかなって感じます。

昨シーズンの成績からの考察②

では、数字を見ていきましょう。

和了率・平均打点
和了率はほぼ平均なのに対して平均打点はやや低め。
仲林プロは読みに優れた方なので、安い和了で相手をかわす場面が多かったって感じでしょうか。
なかなか高い和了が出ない中では、上の着順を目指すのに苦労しそうですね。
例えば、こk

立直率・立直成功率
チャレンジ回数は多く作ったけど実を結ばなかった。
そんな数字になっています。
立直してあがるほうが仕掛けてあがるよりも打点が高くなりやすいですから、その辺りも上記の平均打点の低さに繋がっているのかなって印象です。

副露率
副露率はパイレーツ男性陣でトップ3独占です。
立直成功率の低さを補って和了率をほぼ平均にまで押し上げているのは、この副露率の高さってことでしょう。
手が入らず、なかなか勝負手も実らない中で、しっかりと加点できるのは技術の高さってことではないでしょうか。

放銃率・平均放銃点
放銃率9.70%はギリギリトップ10を逃すくらいの好成績。
その反面、平均放銃点は何とワースト2位。
放銃一つ一つが、着順に直結するようなものが多かったということになるでしょうか。
加点が苦しい状況で、勝負所で捲り合いに負けて放銃する。
そんなパターンが多かったんじゃないかと思います。
例えば、しb

流局時聴牌率
この数字がこんなに低いことが意外でした。
鋭い読みの中で、「この牌は切れない」って場面が多かったってことでしょうか。
加点できるシーンの少なさが、昨シーズンの苦戦の原因であることがわかりました。

考察まとめ

仲林プロもセミファイナルでの成績を載せておきますね。

完全に目覚めた感がありますね。
これはファンも一安心でしょう。

素人目戦ではありますが、レギュラーシーズン中は「色々試してるのかな」って思われるような場面がちょくちょくありました。
おそらく対戦相手の情報収集をしていたんじゃないかなって思っています。
「○○さんならこんな可能性がある」とか。
おそらく同卓経験のない選手も多かったでしょうから、自分の中での読みとの「ズレ」を修正していく作業に少々時間がかかったって感じだと思います。
元々読みの長けた選手ですから、その部分のズレが修正されたのなら、新シーズンに負ける理由ってほとんどないんじゃないかなって思います。

さいごに

セミファイナルの成績を見ると、新シーズンは圧勝してもおかしくないんじゃないかって思ってしまいます。
試行錯誤の昨シーズンとは全く違った展開が見られることを楽しみにしています。
期待しかないです。
僕の新シーズンのMVP予想は仲林圭だと、ここに残しておきます。
シーズンオフに、みんなで答え合わせしましょう。

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