新シーズンに向けて、素人のオジサンがパイレーツさんについてあーだこーだ言ってみた(鈴木優プロ編)

はじめに

新シーズンに向け、昨シーズンの成績をもとに、ただの素人のオジサンがあーだこーだいうだけのnote第3弾です。
今回は鈴木優プロを取り上げました。
イケメンで社交的で、麻雀以外はポンコツで。
ファンから愛される鈴木優プロの成績を確認し、新シーズンの逆襲へのヒントを探っていきたいと思います。

データは、今回も「Mリーグ成績速報(非公式)」様およびWikipediaからの引用させていただいています。

鈴木優プロのイメージ

鈴木優プロのキャッチフレーズである「戦闘民族」。
その名の通り攻撃重視で、高い技術や鋭い読みを駆使して人より深く踏み込んで、しっかり和了をもぎ取っていくスタイルです。
なので、昨シーズン開幕前はトップラス麻雀になるのかなぁと予想されていた方も多いのではないでしょうか。
僕もそんなイメージを持って見ていましたが、結果は意外なものとなりました。

昨シーズンの成績からの考察①

鈴木優プロのイメージに合わない、と言ったら失礼かもしれませんが。
なかなか思うようにいかなかったシーズンだったんじゃないでしょうか。
トップ率30%超えくらいは目標にされていたんじゃないかと思いますから、トップ3回はなかなか許容できるものではないと思います。
トップ率もラス率も低くて、素点も1試合平均で△4p程度ずつ削られていった計算なので、和了にも放銃にも絡む場面が少なく終わった試合が結構多かったのかなって印象です。

昨シーズンの成績からの考察②

では、数字を詳しく見ていきましょう。

和了率・平均打点
和了率は平均並み、平均打点はなんと全体のワースト2位です。
人並みに和了を積み上げていっても一つ一つが安いので、トップに辿り着けるだけの加点が難しいということがわかります。
いわゆる「本手」がなかなか決まらなかったのかなって思いますね。

立直率・立直成功率・副露率
立直率もワースト5内なので、なかなか手が入らずに苦しんだんだろうなって想像できます。
その中での立直成功率は平均よりやや上。
しっかりと和了に結びつく立直が打てているということですね。
そして、副露率は小林剛プロに次ぐ2番目の数字。
仕掛けでの和了が立直率の低さを補って、和了率を平均並みまで引き上げている構図ですね。
で、平均打点が低いことから、かわし手での和了が多かったということになります。

放銃率・平均放銃点
放銃率は全体で2番目の好成績。
平均放銃点もトップ5に入るので、あがれない中でもできることはしっかり行い、少しでも失点を防ごうとしている様子が伝わってきますね。

考察まとめ

とにかくシーズンを通してく手が入らなかったという印象。
もう少し闘える展開になりさえすれば...ってご本人も思ってたかもしれません。
それでも、かわし手で少しでも加点をして失点を減らし、放銃しないようにして、どうにかこうにか守り抜いた結果の△92.8pだったように思われます。

ここで、今年1月に鈴木優プロにお会いした時、「Mリーグでの(攻守の)バランス」を掴むのに苦労されているといったニュアンスのお話をされていたことを書いたうえで、昨シーズンのセミファイナルの成績を載せておきます。

セミファイナルで、ようやく「Mリーグでのバランス」を掴んだのかなと。新シーズンに繋がる結果だったんじゃないでしょうか。

さいごに

あくまでも僕のイメージなんですけど、鈴木優プロの麻雀って「場を支配する麻雀」だと思ってるんです。
参加率が高くて立直率も副露率も高くて、他家が意識せざるを得ない状況を作って自分のペースで局を進行していく。
最高位を獲った年のA1リーグとかがまさしくそんな感じだったと記憶しています。
ちょっとタイプは違うけど、昨シーズンの本田プロみたいな感じですね。
畳み掛けるというか、相手を飲み込んでいくというか。
そういう状況を多く作っていくことで、鈴木優プロは本来の実力を発揮していけるんじゃないかなって思います。

昨シーズンのレギュラーシーズンで溜まりに溜まったフラストレーションは、セミファイナルという短い期間では当然吐き出し切れなかったことでしょう。
「どう打てば結果が出るか」の確認は完了したはず。
あとは実戦で相手を狩りつくすだけです。
持ち前の攻撃性を前面に押し出して、トップを持って帰ってきてくれることを楽しみに応援したいと思います。

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