「朝来市生野町」×「コスプレ」で「稼げる観光地」にできるか考えてみた Vol.2
兵庫県朝来市生野町は生野銀山で有名ですが、この地域をコスプレイヤーのロケ地にして、「稼げる観光地」にできるか考えてみました。今回は具体的なサービスについて掘り下げていきます。
「衣装」「メイク」「カメラ」部門のサービス
前回の記事で「衣装」「メイク」「カメラ」の3部門で人材投資をしてサービス展開すると提案しました。
「衣装」部門だと、一般観光客向けのレンタルサービスはどうでしょうか。
例えば、
・杖とマントを貸し出して魔法使いとして生野銀山で撮影。
・大正浪漫を感じさせる袴姿で生野の中心部を散策。
・神社で巫女のコスプレ撮影など。
小道具レンタルサービスもよいと思います。
例えば、
・雨の日に和傘やおしゃれな傘を貸しだす。
・ちょっとした骨董品や家具を集めて、それらを小道具として使ってもらう。
・日常系アニメのキャラクターなら、農業やアウトドア、季節行事とコラボするなど
「メイク」「カメラ」については、将来的に副業を含めて広く人材募集するのがいいと考えます。
いまは人手不足の時代だから、安易な安売りせずに一人当たりの消費単価を上げて少人数で継続的に稼げる仕組みを作ることを心掛けたほうがいいでしょう。
交通手段・更衣室について
交通手段については、より気楽に移動できるようにするために、生野町内の観光施設だけでも、定額でタクシー乗り放題にするなどの工夫も必要かと考えます。
更衣室は、最初のうちは、地元の公民館がいいかと思います。
メイクも安心してできるのではないでしょうか。
インバウンド戦略
インバウンド需要を取り込むのであれば、各地のアニメの聖地と連携してサブカルツアーにするのはどうでしょうか。
なぜなら、各地域と共有できる部分もあるし、サブカルという共通の話題で外国人とコミュニケーションが可能になってきます。また、ターゲットを絞ることで、オーバーツーリズムを防ぐこともできます。
PR・広報戦略
GINZANBOYZ(銀山ボーイズ)を使って生野の町をコスプレイヤーさんにアピールするのはいかがでしょうか。
銀山ボーイズを通して、生野での撮影シーンを想像してもらえるようにします。その際、観光施設だけでなく、神社仏閣、自然風景、更衣室、飲食店など幅広い場所がよいかと思います。
「#コスプレ撮影歓迎 #cosplay #コスプレイヤーさんと繋がりたい 」などつけて、インスタグラム中心に交流の機会を作り、知名度を上げファンを増やしていきます。
銀山ボーイズもコスプレのようなものだから、相性はいいと思います。メインターゲット層にダイレクトに宣伝できるのもメリットです。
このとき大事なのは、「見せたいものではなく、ファンが見たいもの」を意識することです。
まとめ
今のところ考えつくのは以上です。
『コスプレイヤーの可能性を広げる地域』として、どうすればコスプレイヤーの方に楽しんでもらえるか考えてきました。
これまでのように安易にイベントというかたちで実施して、それで地域が疲弊することになれば本末転倒です。「コスプレ」という切り口でコンテンツを際立たせ、しっかりとしたマーケティングを行うことで、朝来市生野町を「稼げる観光地」に変えてほしいです。
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