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家事は楽しい生活のための手段

どんなに手を加えない料理を食卓に並べても、家族みんなが「これでイイよ」「今日は仕方ないね」と納得して、笑顔の団らんがあるのなら、それでイイんです。

少々、家が散らかっていても、「みんなが来てくれて楽しかったね!」「明日片付ければイイッか!」と家族が仲良く暮らしているのなら、それでイイんです。

家事を頑張ったら明るい家庭になる!
料理の手を抜かないから食卓の会話がはずむ!
という法則はありません。

家事を頑張ってるのにケンカばっかり、丁寧に料理してるのに家族は残してばかり…というのでは虚しいばかり。

家事は楽しい生活のための手段です。

「目的」にすると果てしなく家事は続きます。死ぬまで服を着るということは、糸くずは常に生まれています。生きてる限り皮膚や毛は落ちます。現代社会では、生活をするということはゴミを出すということです。

つまり、完璧な掃除は成立しません。どんなに家事を頑張ろうと思っても、どこかで家事は手を止めないといけません。その割り切る基準として、「楽しい生活のための手段」を提案します。

そして「楽しい生活」という感覚は、人それぞれですし、家庭によってそれぞれ。

自分たちがどうありたいか?それと向き合い、それができるような家事を家族で考えて作り上げることが大切です。

隣の家事と一緒でなくてイイんです。比べることに意味はありません。テレビや雑誌で紹介されている家事なんて、所詮サンプルの一つです。自分たちと違っていて当たり前。

気楽に自由に柔軟に、
「自分たちの最適家事」
を見付けてほしいと願います。

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