見出し画像

006 Xejuyu, Guatemala/ 2010

006 Xejuyu, Guatemala/ 2010
ー子どもたちの声を聞くー

画像1

画像2

画像3

画像4


***

2010年、グアテマラで6個目のサッカーグラウンドが完成した。Xejuyuはスペイン語でもなかなか見ない文字面だけど、「セフユ」と呼ぶ。首都のグアテマラ・シティから西に60Kmくらい、車で1時間くらいのところにある。オープニングセレモニーの動画を見ると、「俺はメッシ!」、「俺は世界一のゴールキーパー!」、「僕はカカ!」なんて喜んでる子どもたちがいて、思わずこっちも顔がほころんでしまう。
.
この仕事をしていると、活動の先にどんな社会を描いていますか?とか、課題が解決された状況とはどんな社会ですか?という質問をよく受ける。未来の姿には「すべての子どもたちが安心してサッカーを楽しめる環境のある社会」という答えもありそうなんだけど、私自身はそうは思っていなくて、その状況がどんな意味を持っているかの方がより大切なんだと考えている。
.
子どもが安心して遊べる環境があるということは、その地域に暮らす人たちがそれを作ったことを意味する。だから、課題が解決された状況というのは、たくさんの人たちが今の子どもと次世代のことを考えて動いている状況だと思う。
.
今COVID19の影響を受けて、企業も個人もスポーツクラブ界もデジタルを活用しようと挑戦している。この状況にうまく対応することが今後生き残れるかどうかを左右すると言われている。だからこそ思うのは、私たちはもっと子どもたちの声を聞くことを大切にしよう。
.
子どもたちも同じ世界で、同じ時間に生きている。大人たちの組織が生き残るためのただの生存戦略だけじゃなく、子どもたちの声を聞いて、今できることを考えていこう。「俺はメッシ!」、「俺は世界一のゴールキーパー!」、「僕はカカ!」という彼らの言葉は、未来を目指す力に溢れてる。


***

love.fútbol Japan
代表 加藤遼也

love.fútbol Japanのサポーターになってくれませんか。
サッカーを愛する子どもたちの環境を変えるサポーターを必要としています。サポーターが100人になると、1つのプロジェクトでゴール、フェンス、照明を設置できるようになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?