浮体式洋上発電、住商など投資(8/1)
(要約)
住友商事や日揮は洋上発電の浮体式の土台となる浮体の量産を目指す。年間100基の生産を計画する。浮体式は風力タービンに浮体を取付け、海底に固定されたチェーンなどで支えながら海に浮かべる方式である。日本の地形関係上、着床式よりも優位な方式である。2040年までの風力発電による発電量の目標を達成するには着床式では賄いきれない。また欧州において1プロジェクトに対し数十基必要となる必要となる。年間100基の浮体を生産できる国は無い。2030年に本格普及が見込まれる。政府は2040年には国内調達60%を達成させたい意向である。
(考察)
EV普及やAI台頭によるデータセンターでの電力需要は今後ますます伸びる。電力を安定的に供給できるかどうかは今後の経済成長のインフラとなる。原発稼働への動きが高まる一方、洋上発電における生産力を世界でリードさせるには、中国に負けない価格、サプライチェーンを生み出す必要がある。
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