読了!「ルール・ブルー 異形の祓い屋と魔を喰う殺し屋」作:根占桐守
どうも!
鈴鹿乃です!
結構時間かかっちゃったけど、ようやくXで仲良くしている根占先生の処女作『ルール・ブルー 異形の祓い屋と魔を喰う殺し屋』を読了しました!
や、僕思いっきり男性ですが、めっちゃ女性向けな作品。
なんてったって角川ビーンズ文庫だしね!
でも想像以上に楽しませていただきました。この場で改めて、根占先生書籍化おめでとうございます!
これも執筆作業が大好きで、そして物語を描き続けてこられた先生の努力の賜物ですね!
文明人大好き、祓いモノな世界観
さて、本作。
数ある文学作品には必ずと言っていいほど一定の割合を占めてくる、悪魔祓い、妖怪退治、魔物討伐的な職業の人たちが世間の裏側で日夜戦い続けているんだよってな世界観のお話です。
映画でもドラマでも小説でも、もちろん漫画やアニメでもゲームでも、毎シーズン必ずありますよね?
そんなとっつきやすい世界線の日本が舞台。
角川さんの運営してる小説投稿サイト「カクヨム」にて最高に尊い!「推しメン」コンテストのチーム部門で大賞に輝いた作品(すげぇな!)。
バディものです。
妖怪、鬼、精霊を異形として総称し、その異形についての悩みを解決する祓い屋「如月屋(きさらぎや)」で働く主人公「如月朝緒(きさらぎあお)」と、異形ぶっ⚪︎戦隊「柊連(ひいらぎれん)」の最強格「假屋逢魔(かりやおうま)」。
異形との共存を理想とする朝緒と、異形絶対⚪︎すマンの逢魔、相性最悪のコンビが事件に立ち向かうって内容の物語で、そんな彼らを個性豊かな如月屋の面々がニヨニヨニマニマしながら見守るようなお話(や、もちっと殺伐としてますが)。
僕はもともと、カクヨム版で根占先生の文体を知ってたんですが、だいぶ砕いてライトな文体になっててびっくり。これが編集の力なのか。
キャラクターの立っている作品
この作品、何より如月屋のメンバーたちがそれぞれ個性的で、魅力的に描かれてました。
主人公のスーパーお人よし、実は半妖(作中では半異形)の朝緒。
異形絶許バーサーカー、無表情系ギャップ萌え製造マシーン(せからしか!)であるもう一人の主人公の逢魔。
朝緒の義理の兄であり、冷静沈着で大人な雨音(あまね)。
クール系美女かと思ったら、腐ったカプ厨女子の弥朔(みさく、あだ名は何故かクラゲ)。
そして俺たちの桃!
みんないいキャラしてますね!
特に桃、落神桃(おちがみもも)。
桃ですよモモ! 男なのに笑。
キャラとしてはヒモですが、作中屈指の強キャラで、なんか第4部の承太郎さんのような立ち位置でした(ヒモですが)。
物語中、朝緒と逢魔はしょっちゅう衝突し続けるのですが、最後には何だかんだとお互いを認知━━決して認めあってはいない━━して、それぞれの想いのために邁進していく。
いやぁ、こういうバディもいいもんですね!
個人的には、ラストバトル直前に如月屋メンバーが「さぁ、行くぞ」って感じで結束するシーンは胸熱でした!
僕も趣味で小説を書いてましたが、また執筆意欲のわく、素敵な作品です。
ありがとう根占先生!
ぜひ、音声化の際には僕にお声がけください!
(桃か逢魔での起用がお勧めです!)
ラノベと侮らず、ぜひお手に取ってみてください!
根占先生の次巻発売のためにも笑
アマゾンのリンクを貼ってみますので、何卒!
「ルール・ブルー 異形の祓い屋と魔を喰う殺し屋」作:根占桐守
それではまた!
さぁ、FF7やるぞー!