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米景気・金利・インフレどうなる!?~シナリオ解説~

長期金利がドライバーなのでその動向を考えるのは勿論だが、アメリカの景気後退が始まる可能性もシナリオストーリーに入れなくてはならない。
 もし景気頭打ちの場合、インフレが頭打ちになり、長期金利も頭打ちになる可能性がある。現状を見てみると、QQQの内GAFAM以外ほとんどが50MAを下回り調整を迎えている。指数が加重平均であることが関係しており、ビックテックのみが指数全体を支える状態が続いている。この場合、テーパリングによる金利上昇はリフレトレードに移るどころではなく、理論価格まで多きく下落する可能性が考えられる。また景気上昇による金利上昇がこれ以上ない場合、テーパリングによる金利上昇のみになる。その場合テーパリングをきっかけに金利が急騰し、株価は大きく下落するだろう。
 リフレトレードというシナリオを崩すかどうかについては「ノー」。しかし、素材、工業に関しては上がらないかもしれない。上がるのは小売りなどドンチャン株。ストレスを遊びにぶちまけるのは完全にコロナ禍脱却するこれからだろう。景気頭打ちはかなり痛い。なぜなら、金利上昇により恩恵を受けるはずのシクリカルが上昇しないことを意味するからだ。
 大切なのは「景気頭打ち、金利上昇が起きたときどうするか?」だ。答えは「分からない」。例年とは違いディフェンシブも振るわない。もしかすると金利上昇で一気に景気後退に入る可能性もある。今まで通りテーパリング後1年は株価上昇する可能性もある。やはりあれこれ考えずSPYを幾らか持つことが賢明だ。そこに帰着する。そして国債をヘッジにするのは時期尚早である。あまりに割高だ。下図のグラフのワニ口型の推移はテーパリングでキャッチアップするだろう。

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また、本日OPECプラスの減産の縮小にアラブ首長国連邦が合意。よって原油価格の過度な上昇は一度終止符を打たれる可能性がある。commodityは一段と調整、下落が続くだろう。
 また、米景気頭打ち懸念、失業率低下傾向、各州の支援支出打ち切り前倒しなどで、ボトルネック解消傾向。FRBの予想通り、インフレ率上昇は一時的になるかもしれない。そうなってくると、早期縮小の可能性はなくなる。要するに、FRBのコミットメント通りに進むと市場は考えるので、長期金利は長期にわたって低いまま停滞するということだ。テーパリングがあるまでハイテク銘柄を多く保有することになる。
しかし、インフレ率は上がらずとも下がらず、高値停滞する可能性があることも念頭に入れて置かなければならない。
 上記にもあるが、景気頭打ち懸念もある中で素材・工業は伸び悩むかもしれない。

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※以下記事よりシナリオ・ストーリー


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