棋力別お勧めの勉強法

①15級~8級
序盤の知識は四間飛車が少し指せたり、居飛車が少し指せる程度。
友人・同僚と勝ったり負けたり。
例えば8級の人が4級の人と対局する時は、飛車落ちでやりますが、勝てないと思います。自分より強い人と駒落ちで指して、良かった手や悪かった手を感想戦で教えてもらうことができたなら、それは上達につながります。
駒落ちで指すだけでも相手の強さを感じることができて上達につながるでしょう。駒落ちで沢山指すと良いでしょう。4級の人に飛車落ちで勝つことができたら、8級は卒業です。

②7級~4級
序盤の知識は矢倉の組み方がわかり、棒銀がわかる。攻めが少し鋭くなる。友達に勝てるようになる。学校の先生と良い勝負ができる。大会ではc級で入賞することがある。
4級と3級の間の差。棒銀で攻められたくないから、逆に棒銀で攻めるとか、また、定跡書を読んでその通りに指してみるとか、そういうところでしょうか。駒落ちで沢山指すと良いでしょう。1級に角落ちで勝てたら3級の力はあるでしょう。

③3級~1級
この辺りから、高段者に二枚落ちで教わる機会が増えます。高段者に二枚落ちで勝とうと思ったら、定跡書を読んで覚えないと勝てないでしょう。でもどう読めば良いのかわからないから、うろ覚えです。あとは棋力が近い人と指すと良いでしょう。3級~1級の人は特に詰将棋を考えるのが効果的かもしれません。

④初段
1級と初段の差。どれだけ将棋に取り組んだかの違いはあるでしょう。あるいは、定跡書の読み方がわからないなりに、手順を覚えようといった気持ちかもしれません。
将棋教室の中では上位。大会ではB級入賞レベル。

⑤二段
初段から二段になるには、定跡書をどれだけ読んだかです。近所の書店に置いてある定跡書の中から選ぶのはお勧めしません。安く買うならメルカリが良いでしょう。もっと安く勉強したいなら電子書籍のアマゾンkindleが良いでしょう。沢山読んで、その中から10冊、モノにできると良いでしょう。
本を読んで、実戦で試して、ソフトで検討して、また本を読んで。その繰り返しです。

⑥三段
基本的に初段から二段になるのと同じ勉強法です。定跡書、実戦、ソフト、定跡書です。大会に出て経験を積むのが良いでしょう。詰将棋の本を一冊やり切るのも自信につながります。二段と三段の差は、定跡の知識量ではないかと思います。自分に合った定跡書を探すことも大切でしょう。
県大会A級で予選を通過する棋力です。本戦でも十分戦える棋力です。

⑦四段
県大会優勝レベル。多分ですが、どれだけ棋譜を並べたかです。定跡書を沢山読む段階は過ぎて、定跡書の後ろの方に載っている自戦記を並べたり、日々更新される最新のプロ棋譜を並べているか。15手以上の詰将棋をやっているか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?