起業して良かった話
自分は整骨院で起業して丸5年になる。
今ではある程度時間とお金の自由を手に入れた。
たくさんのつながりができた。
自分がやってきた大好きなバスケットボールとも関わっている。
ツラいこともあったがいまでは起業して良かったと思っている。
『辛かった1年目』
起業1年目はツラい1年だった。
整骨院をオープンしたのは8月初旬、夏休みだ。
勤めていたトキの患者さんが来てくれる、高校生患者のコネでサッカー部の生徒をたくさん連れてきてもらう.... 本気でうまくいくと思っていた。
スタートダッシュはよかった。
作戦通りサッカー部がたくさん来てくれたし、勤めていたトキの患者さんもたくさん来てくれた。
しかし前述したとおりまだ夏休みだ。
夏休みが終わると患者数が激減した。
『廃業も覚悟した一冬目』
夏休みが終わり秋に向かう。
今まで来ていた高校生は学校がはじまり日中は来ない。
朝整骨院を開けて、夜まで1人も来ない日もあった。
夜に来ても1人か2人。おおくて4人程度。
チラホラ一般の患者さんも来てくれたが続かない。
さすがに廃業も覚悟した。
『命の恩人』
患者数が増えず、YouTubeを見てダラダラ過ごす日々が1、2ヶ月続いたある日1人の友人から連絡があった。
「事故に遭ってカラダが痛いから見てほしい」
自分は暇だったし友達なので寂しさも紛れるし来てくれるだけでありがたかった。
さらに交通事故の患者さんは単価も高いのでほとんど売り上げのない自分にとって神様みたいな存在だった。
そのあと友達が来院し自分の施術を気に入ってくれてまいにちのように通ってくれた。
まさに命の恩人である。
『冬から春へ』
友人のおかげでなんとか廃業せずに一冬目を終えた。
雪がとけて野外スポーツが活性化しはじめ
冬の間に営業かけていた野球部がたくさん来院してくれるようになったり、高校を卒業した子たちが車を運転するようになり毎日会いに来てくれた。
そのおかげで経営も軌道に乗り始めた。
『ヒトとヒトのつながり』
一冬を越えて気づいたことがある。
雇われていたときは自信家で自分のところに来てくれているとかんちがいしていたがそうではなかった。中には来てくれるヒトもいたが少なかった。
そんな中で自分がツラくて自暴自棄になったときも励ましてくれたり、応援してくれた患者さんがいる。
その患者さんに少しでもいい施術を提供したいという思いでやってきた。
「一生懸命やっている姿は相手に伝わる」
小手先の技術ではなく気持ちが大事だと気づけたコトが今の自分をつくっている。
『起業しなくちゃわからないコト』
自分ひとりの小ささ、家族の大切さ、ヒトとヒトとのつながり、精神的な弱さ。
自分にとって起業しなくちゃわからないコトだった。
最初の1年目をのり越えただけでもたくさんのコトに学んだ。
自分でいうのもなんだがものすごく成長したと思っている。
『コレからを担う若者たちへ』
「失敗してもいいから1度は起業してほしい」
どんなに小さな起業でもいいんです。
小さなチャレンジがおおきなモノを生み出す。
コロナで行き場をなくしているヒトも多いとおもう。
起業するコトで自分はひとりじゃない、たくさんの仲間がいるコトを感じて欲しい。
何より起業はものすごく自分の成長につながる。
『最後に』
いまでは多少のことじゃ落ち込まないし、動じない。
精神的に強くなった。起業してなければここまで来れなかったとおもう。
このnoteを読んでくれたヒトはおそらくほぼいないだろう。
もし読んでくれたヒトがいたならコレを伝えたい。
起業してほんとうによかった。
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