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〈しあわせの歌〉祝宴ー結婚する二人に
喜ぶあなたのまわりに喜びが広がる。
花が咲く とか
光がこぼれる とか
よろこびを飾ることばは いつも
すこしばかり饒舌(じょうぜつ)だ。
招かれた人びとの
夕べのごたごたも けさの憂欝も
ここでは居場所がなさそうに見える。
日々の埃(ほこり)を払って胸にいのちの息を吹き込む
それが喜びのねがうところだから。
― 人はその父と母をはなれ、
妻とむすばれ、
ふたりは
一心同体となる。*
こんなさみしい世界を生き抜くために
神のくださった出会い
それを
〈奇跡〉と呼ぼう、ためらわず。
喜ぶ二人のまわりに喜びがひろがる。
祝福する者の祈りと
祝福される者のつましさとが
優しくなったこころを
小さなちいさな涙の粒でつないでゆく。
*は、聖書より引用。
●読んでくださり、感謝します!
この詩は、友人の結婚のお祝いに作りました。