得度式を辞退
浄土真宗本願寺派の僧侶になるための儀式「得度(とくど)」の研修において、新しい領解文の暗唱が必須になったことで混乱が生じていますが、さらに酷い事態が起こりました。
この案内を受けて、6月の得度を断られる方が出ました。僧侶になることをやめたということです。しかも、寺院ではなくご門徒からの受式希望者です。その方はこのようにおっしゃっています。
「私は仏さまはなんでもお見通しのお方だから、仏さまの前に座る時だけは嘘のない自分で座っております。しかし、あの領解文を、私の領解として仏さまの前に座って申し上げるならば、私は仏さまに嘘をついたことになる。だから、得度は諦めました。」
大変深刻な事態です。
「伝える伝道」から「伝わる伝道」などという次元ではなく、ご縁が絶ち切られています。
得度式で「新しい領解文」の使用を決定したのは、安永雄彦執行長率いる「内局」と、石上智康前総長の時の「総局」です。それを受けて宗派の司令部「統合企画室」が「僧侶養成部」へ指示しています。この事態を重く受けとめ、「新しい領解文」の取扱いを至急見直してください。このままでは、混乱は深まり徐々に人が離れていきます。
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