「宗報」10月号に
「新しい領解文」にかかる対応について(お願い)への回答について
との表題で「宗報」6月号において、5月10日付で当時の石上総長が浅田勧学寮頭に対して行った「有志の会への指導」をするようにとの申し入れに対する浅田寮頭からの回答書を全文掲載しています。
回答書の日付を見ますと6月21日となっており、何故今なのか?と総局の対応に疑問を持つものですが、浅田寮頭回答書を読んで驚いた事が2つ。
ひとつ目は、「その1」の中で
図らずも「勧学寮頭として有志の会の声明文は教義に違することはない」と有志の会の主張を擁護するような見解のもと、石上総長の申し入れを受け入れる事は出来ないとしています。
二つ目は、「その2」の中で
と、ここで終わっておけばいいものを浅田寮頭は続けて
と、あたかも有志の会の勧学さんが宗教紙に文書を渡したのではないかという憶測だけで記述をされています。これだけを読めば「有志の会の勧学お2人は、聞く耳持たず、私的話し合いをメディアにリークする輩」の印象を宗門内の皆に持たれてしまいそうです。
私はこの回答書が宗報に掲載されるという情報を聞き、すぐ有志の会の勧学さんに事実確認を致しましたところ「そういった事実(文書を流した)はない」と即答を受けました。またメディア関係者からもそのような事実(勧学さんから文書を渡された等)はなかったとの声を聞いています。
そうだとするとこの回答書の「その2」の箇所は浅田寮頭の「事実無根の憶測による判断でなされた対応不可能との回答」であると言わざるを得ません。浅田寮頭がこのような回答をなされた背景については検証する必要があるとは思っています。
この回答文書を池田総長が受け取って既に4ヶ月。その間、池田総長はこの事の事実確認をした上で公開したのか?あるいは確認もせず宗報に掲載したのか?この事も検証する必要もあると思います。
8月盆前に武田前執行長が全宗会議員に送られた「武田文書」を事実無根なるものと批判し、法的手段も辞さないことも視野に入れたかのような表現を含めた「総局見解2」を出した池田総局。武田文書はあくまでも宗会議員が送付対象です。
しかし今回の浅田文書は「宗報」という宗門の官報によって、全宗門内に事実無根の事柄が書かれているにも関わらず、事実確認もせず掲載したことであるならば、有志の会2人の勧学さんの名誉を著しく毀損していることとなり、その意味合いは全く違います。
「宗報」の発行責任者は池田総長です。その責任は追及されるべきものでしょう。