323回定期宗会における総長選挙は異例の白票数でした。現在の総長選挙は昭和27年の「総長選挙規程」の変更により、門主の総長候補者指名を受けて行われます。以来70数年の間で、白票34票は過去最多でした。次いで過去に白票が多かったのは平成18年の白票12票です。また、27票での当選も過去に類がなく、これまでに2名の候補者で行われた総長選の平均得票数が56.7票であることからみても、明らかに支持の低い結果と言わざる得ません。
今回の総長選挙で白票が増えた原因は、総長候補者が前総局の総長と筆頭総務であったため、「新しい領解文」の推進派2名が候補者となり、推進反対の議員にとっては、票を投じる候補者が不在であったからだと見られます。新総長のあいさつでも「白票の意味は理解している」とあったように、この事態を重く受け止めて総長の責任を果たしていただきたいと願っています。
現在の総長選挙になった経緯は池田前総長のブログにはこのように記されています。
戦後、民主化を図るために総長候補者推薦委員会を設けて行われていましたが、時機相応だったのか、わずか7年ほどで民主化を諦め門主指名に変更されました。それから70年以上の時が過ぎ、再び「異状状態」が起きています。
以下、2009年までの総長選挙を紹介します。それ以前の情報は末尾のリンクより池田前総長のブログをご覧ください。