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【重要】総局・勧学寮へ公開質問状

「宗門を正常化する推進協議会」より、総局ならびに勧学寮へ公開質問状が送付されました。その内容の全文を掲載します。


総局御中

謹啓
 平素よりご法義宣布のため、宗務にご精励くださっておりますこと、有難く御礼申し上げます。
 さて、宗門は、昨年の御正忌報恩講でご門主さまが発布された「ご消息」について、その発布経緯への不信感と、誤解を生む内容により、異常な混乱が生じております。
 私ども「宗門を正常化する推進協議会」は、事態の深刻さに鑑み、昨今の異常な状態を正常化し、悦びの中に法義宣布ができる宗門に戻ってほしいという多くの声により結成されました。
 正常化に向けて全宗門人が一丸となり歩み始めるために、別紙の通り、些かの質問を公開質問状として同封し、お尋ね申し上げます。
 ご法義を大切に思い、ご門主さまを敬う心は同じと存じております。宗務執行の責任者である総局として真摯に回答くださいますようお願い申し上げます。
 宗務ご繁多のところ勝手を申し上げますが、ご回答は十月十日までに、同封の返信用封筒にてご返送くださいますようお願い申し上げます。尚、この件は報道機関並びにインターネット上で公開することを予定しております。

敬白

二〇二四(令和六)年九月三十日

宗門を正常化する推進協議会
新しい領解文を考える会
一信会(宗会議員会派)
勧学・司教有志の会
顕心会(宗会議員会派)
門徒宗会議員有志
(五〇音順)

総局御中

質問事項

一、 総局は、これまで「勧学寮が同意をしたので、ご消息発布の申達をした」といって来たが、この度の徳永前寮頭の「前寮頭『同意』誤り認める」(『中外日報』九月二十五日号)の発言を受け、どのような対応をとるのか。

二、 備後教区の住職からの得度習礼についての質問に対し、総局見解として波佐谷僧侶養成部長から「新しい『領解文』を受け入れら
れないので暗唱できないという方は、習礼所から退所もしくは度式を受けさせません」と回答されたが、それはこれまでの学習会で三好総務並びに中井文書部長が「強制されるものではない」と答弁していたことと相違するが、如何か。

三、 基本方針から「新しい『領解文』(浄土真宗のみ教え)」の唱和を外しておきながら、人材育成に関しては、得度習礼・教師教修、布教使課程、中仏などの現場で出言・唱和を義務化し、教育内容にまで組み込み、また、文書伝道に関しては、「本願寺新報」をはじめ宗派の出版物のすべてに掲載している。基本方針から外した意味はどこにあるのか。

四、 学階審査会の内規は、何時どのように変更され適用されたのか。
論文を受理した後に、内規を改訂して遡及適用したのは法的に問題なのではないか。

以上


勧学寮御中

謹啓
 平素よりご法燈護持のお役目にご精励くださっておりますこと有難くお礼申し上げます。
 さて、宗門は、昨年の御正忌報恩講でご門主さまが発布された「ご消息」をめぐって、問題点を指摘されたままの文案を勧学寮が同意されたこと、またそれが誤解を生む内容であることによって、異常な混乱を生じております。
 私ども「宗門を正常化する推進協議会」は事態の深刻さに鑑み、昨今の異常な状態を正常化し、悦びの中に法義宣布を行う宗門に戻ってほしいという多くの声により結成されたものです。
 正常化に向けて全宗門人が一丸となり歩み始めるために、別紙の通り、些かの質問を公開質問状としてお尋ね申し上げます。
 ご法義を大切に思い、ご門主さまを敬う心は同じと存じております。ご門主さまのお立場をお護りになる責任者である勧学寮として真摯にご回答願いたく存じます。
 なお、ご回答は十月十日までに、同封の返信用封筒にてご返送くださいますようお願い申し上げます。また、この件は報道機関並びにインターネット上で公開することを予定しております。

敬白

二〇二四(令和六)年九月三十日

宗門を正常化する推進協議会
新しい領解文を考える会
一信会(宗会議員会派)
勧学・司教有志の会
顕心会(宗会議員会派)
門徒宗会議員有志
(五〇音順)

勧学寮御中

質問事項

一、 勧学寮に対して

⑴勧学寮は、これまで二〇二二(令和四)年十二月十九日の同意
(公文書)が原点であるとしてきたが、徳永和上の「前寮頭『同意』誤り認める」(『中外日報』九月二十五日号)の発言並びに勧学寮同意の再考要請を受けて、どのような対応をとるのか。

⑵元総合研究所満井所長(現寮員)は「『領解文』は準聖教ではない」と発言しているが、これを勧学寮の公式見解とするのか。

二、 勧学寮頭(学階審査会委員長)に対して

⑴学階審査会の内規は、何時どのように変更され適用されたのか。論文を受理した後に、内規を改訂して遡及適用したのは法的に問題なのではないか。

以上


10/2中外日報

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