見出し画像

総長年頭挨拶、新領解文の話し合い解決を示唆

2025年1月1日、本願寺のホームページには池田行信総長による年頭挨拶が公開されています。そこには以下のように「新しい領解文」に関することが記されています。

現在、宗門内は、新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)に関して様々な異論が挙がり、混乱が生じています。一刻も早く事態の収拾を図る必要があります。そのためには、話し合いにより問題を解決することが小職の立場としては重要であると認識いたしております。

池田行信総長、年頭挨拶より

池田行信総長は、以前2023年5月から2024年3月までの9ヵ月間総長をつとめていました。その頃の対応は、2023年8月、宗会各会派の会長・幹事会による「混乱を収束をするように」との申し入れを退け、同年10月、宗会運営委員会にて事態を打開する必要があると決議され、園城義孝議長が池田行信総長へ申し入れも総長及び総局は全く対応せず、推進を続ける姿勢を崩しませんでした。

さらに2023年、宗会議員有志が半数以上の議員から賛同を受け、代表の桑羽隆慈議員が総長へ面会を求めたところ、「総局会議で常務委員会への不当な干渉であると"面会申し入れには応じない"と決めた」との返答が池田総長からなされました。面会を拒否された議員有志は、次に全宗会議員宛に「宗務の基本方針の一部変更のための臨時宗会招集要求への賛同」者を募る文書を送付し、半数以上の賛同を得ましたが、手続きに問題があると理由付けし招集要求に応じる姿勢を見せませんでした。その後、2024年1月の能登半島地震を受けて、議員有志の活動は一旦停止しました。

以上のように議員からの申入れをことごとく断ってきた前池田総局ですが、このたびの新年のあいさつでは、「話し合いにより問題を解決」を示しています。

今後どのように話し合いの場が設けられるのか注目です。

尚、インスタグラムにも池田総長と太田利生総合研究所所長のあいさつも公開されています。




いいなと思ったら応援しよう!

新しい領解文を考えてみよう
いただいた浄財は、「新しい領解文を考える会」の運営費に活用させていただきます。