ただ、神宿「Twenty」について考える。②
前回の記事
下北サブカルギタ女リズム
「Twenty」を聞いてまず感じたのは、シンガーソングライターのリズム感だなぁ、ということだ。前回の記事でも書いたが、自分はシンガーソングライターのファンを長いことやっていた。シンガーソングライターらしいリズム感とは何かと言われても言葉で語るのは難しいが、いろんな対バンをみているうちに、なんとなくそういう概念を獲得した。
具体的に言えば
じゃん じゃんすか すかじゃん じゃん
というリズムのことだ(伝われ)。
これは全くの偏見だが、
下北拠点のサブカルギタ女はこのストローク使いがち。
全くの偏見だが。
「Twenty」のサビはまさにこの「下北サブカルギタ女リズム」だと思う。
新生2周年ライブの塩見のストロークを見る限り、このリズムで弾いているわけではなさそうだが、バッキングのリズムはまさにそれ。
下北サブカルギタ女リズムで弾いてくれたら全俺が喜ぶので暇があったら練習してみてくださいよろしくお願いいたしますどうかこのとおり・・・。
なお、自分は神宿の曲をピアノで全曲弾いてみているが、その経験から言うと、神宿の曲で「下北サブカルギタ女リズム」でバッキング出来るのはおそらく「好きといわせてもらってもいいですか」だけだ。
G♭か? Fか?
一か所、ピッチがよくわからないところがある。
今回この記事を作ったのは、そこが気になったからに他ならない。
1サビのココ。
音源を聞く限り「こぼれ落ちるあの想い」は
①B♭ C♭ D♭ D♭ D♭ D♭ D♭ G♭ A♭ A♭ G♭
と聞こえる。
コード進行もおそらく
B♭m7→E♭m(キー:G♭)であり矛盾しない。
しかし、別の録音では、「こぼれ落ちるあの想い」を
②B♭ C♭ D♭ D♭ D♭ D♭ D♭ F A♭ A♭ G♭
と歌っていることがあるのだ。
ほぼサイゼの間違い探しのような問題だが、「の」の音がG♭かFか、という違いだ。
こちらもB♭m7→E♭m(キー:G♭)に矛盾しないが、FはB♭mの第5音であり、理論的にはこちらの方が保守的である。
実際に、2021年2月23日の「Zepp Tour 2020-2021 Bloom of Life @ Zepp DiverCity」では、②のFバージョンで歌っている。
一方、塩見きらがアイドル2歳になった「神が宿る場所〜ここが私の生きる場所〜 KAMIYADO 2ND ANNIVERSARY ONLINELIVE」では、①のG♭バージョンで歌っている。
これ以外に、Twentyの生歌音源は確認できなかった。
私がTwentyを聞くことが出来たのはこれ以外に
神宿 Summer Trip 2021:YOU ARE KAMIYADO @Zepp Tokyo
7th Anniversary Live:WE ARE KAMIYADO @ぴあアリーナMM
塩見の”1人でできるもん” Kira's Birthday~好きだと気付いた瞬間~
の3回。
Zepp Tokyoでは②で歌っていたような気がするんだよなぁ……。
ぴあの音源はおそらく近日到着するはずなので、追って確認したい。
(塩見生誕はそんなこと気にしてる余裕はなかったノヨw)
もちろんのことだが、塩見は合唱もやっていたはずし、「Brush!」では「Ah-」と完全五度の跳躍をいつも見事に決めてくるくらいなので、音程があやふやになっているわけではなかろう。おそらく狙って歌いわけている。
G♭かFか問題について考えるきっかけになったのは、「Twenty」の弾いてみたを演奏しようと思い立ったときだった。
ピアノでメロディを弾くからには、①か②かどちらかを選ばなければならない。
上記動画を再生していただければ、自分がその時どちらのバージョンを選んだのかはわかると思う。
これだけは伝えておきますが
①のG♭バージョンと②のFバージョン、どちらが好みかと言いますと、下記に記したバージョンですので、塩見きらさんにおかれましては何卒こちらのバージョンで歌っていただますようお願い申し上げます。。。。
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