
GNS3をインストールする前に読むもの
Happy holidayですね。こんにちは。
約1年前、GNS3をLinux(fedora)上にインストールしようとしました。しかし沢山のエラーに見舞われ断念しました。敗因は全体像を描けていなかったことです。
fedoraは開発速度が速いため、OS固有の問題なのか、ソフトウェアのバグなのか、自分が間違っているのか(大抵これですがw)、問題の切り分けに苦労するんですよね。。
思い立ったが吉日、昨晩MacでリベンジしてGNS3をインストールすることに成功しました。色々な点であった情報が繋がったので、皆様が全体像を描けるようにプレゼンント(Tips)をお届けします。
GNS3とは
ネットワークシミュレータ、と説明が転がっています。その通りです。
補足があるとすれば、GNS3経由でサーバを自由に立てることもできますし、遠隔のサーバを繋げてGNS3のプロジェクト内にノードを置くこともできます。
ルータやスイッチだけだなく、ネットワーク自体を再現(シミュレート)できるということがポイントです。
Dynamipsとは
Cisco製品のエミュレータです。ルーター用のOS(IOSとかNX-OS)は直接PCにインストール出来なさそうなのは想像できるはずです。このハードウェアの差分埋めてくれるのがこの子達、これがエミュレータです。
GNS3 VMとは
GNS3のオプション機能という認識でいいと思います。簡単な環境であれば必要ありません。
詳しく知りたい人向けに説明すると、仮想化ソフト(VMware Workstation、VMware Fusion、VirtualBoxなど)上で動くエミュレータとかがインストールされたLinuxマシンです。ベースは何か知りませんが、Debianとかだと思います(テキトー)。
GNS3 VMを使うとなぜ嬉しいかというと「ローカル環境を汚さないでシミュレーションできる」からです。
ローカルで様々なアプリを動かすと、ローカルに設定ファイルが置かれたりしてしまってアンインストールしてもゴミが残ったり、複数のアプリで別のバージョンのpipやnodejsが必要だったり、それに伴って面倒な設定を入れたり、なんてことがによくあります。
また、GNS3 VMを取り込むだけで各種エミュレータをインストールが使えるようになるのも良いですね。多くのエミュレータはソースからビルドするとエラーが沢山出ますので。
これらの面倒ごとを避けられるというだけでどれだけ嬉しいか伝わりましたかね。
結局何をダウンロードすればいいのか
スイッチ1台とかの人
GNS3
Dynamips
IOSファイル
複雑なものをシミュレートしたい人
GNS3
仮想化ソフト(LinuxかWindows用の人はVMware Workstation、Macの人はVMWare Fusionが推奨)
GNS3 VM
IOSファイル
こんな感じです。
あとのインストールは複雑ではなく公式サイトを見ればできるはずです。
余談ですが、ごちゃごちゃやってみたらGNS3 VMを使ってNX-OS(実機を手に入れるには数百万円かかる)が動くことを確認しました。いい時代になりましたね。
ではでは皆さん、良いお年を〜。