Scratch3.0で「笑い男事件」をなんちゃって再現してみた。
まえがき
りょつです。
2024年2月3日になりました。
これはテレビアニメ攻殻機動隊S.A.C.の舞台で、「笑い男事件」が発生した日です。現実の2024年では残念ながら、二酸化炭素除去のマイクロマシンの散布はないみたい。
そもそも笑い男事件とは?
ほぼアニメ見た人にしか伝わらない、公式の解説を以下に載せておきます。
はい。私も攻殻機動隊のオタクである以上、アニメの中で事件が起こった日に何かしらオタクっぽいことやりたい!
という思いで、この記事を書いてるところです。
そこで、思いつきで、アニメのワンシーンを再現してみることにしました。
再現するのはこのシーン。
(画像は引用なので、問題があれば消します)
天気予報のTV生中継現場に、拳銃を持った犯人がアーネスト・瀬良野氏を引き連れて現れ、生中継中のテレビカメラの前で瀬良野氏に「あのカメラの前で真実を語れ」と拳銃で脅しているシーンですね。私はこのシーン、めちゃくちゃ好き。
この後犯人は発砲せずに逃走しますが、犯人は中継されていたテレビカメラをはじめ、カメラのAIや近くに居合わせた通行人、テレビ局のスタッフの目など、ネットワークに繋がるデバイスに残された犯人の顔の部分に「笑い男」マークをリアルタイムで上書きすることで、誰にも自身の顔がバレないようにハッキングしています。
↑↑↑犯人すげえ~~~~~!!!!!!!!!!!
それもそのはず、犯人は超特A級ハッカーらしい。
これっぽいことができたらなんか面白そう!!!
ということで、
超特A級ハッカーじゃなくても笑い男になりたい!
と思った次第です。
さっそくやってみたいと思います。
使うツールは、みんな大好き「Scratch3.0」です。
ブラウザですぐ利用が出来ます。便利だね。
Scratch3.0は、ビジュアルプログラミング言語(らしい)。
比較的誰でも簡単に使える点と、拡張機能でFaceTracking(顔認識)をすぐに使えて楽ちんという点で採用しました。
(高専生ならコーディングしろ!と思うかもしれないけど、卒論執筆の最中に突発的に書いてる記事なので許して…)
まずは、Scratch3.0を開きます。
今回は右上のプレビュー画面で「笑い男」と「天気予報生中継」を再現することを目標にします。
まずは主役の「笑い男」のマークを追加します。
アニメからそのまま切り抜いて使うのもいいですが、今回は原作を真似して「笑い男」のマークを描きました。
Scratch画面右下のスクリプトから、画像を追加します。
この追加した「笑い男」のマークが、私の顔の部分に重なるように付いてきてくれると嬉しいです。早速コードを作っていきます。
顔認識を行いたいので、拡張機能の追加をします。
Facemesh2 Scratchを選択して、スクリプトを追加していきます。
「笑い男」のスクリプトのコードは、テキトーに、こんな感じ。
こんなもんでしょうか?
カメラに顔が映ると顔を認識してくれて、「笑い男」のマークが私の顔についてきてくれます。
え?もうなんか、それっぽくない???
これで「カメラを煽る笑い男」が完成しました。
(動画を低画質GIFに変換したら、逆に味が出てきた)
次に、おでかけ天気予報の画面も再現していきます。
画像の作成はPowerPointで、それっぽい図形を並べて…
スクリプトから画像の追加をして、scratchで画面に配置すれば…
完成!!!
これは…「笑い男事件」だ!!!!!
"おでかけ天気予報"に突如現れる笑い男を再現できました!すごい!
マークがテロップより手前に表示されるところとかも、それっぽい!
なんちゃって再現のつもりが想像以上にそれっぽくなって感動しています。
これならイケナイことをしても顔バレしなくて安心ですね。
ということで、「笑い男事件」をなんちゃって再現してみました。
この画面だけでも本当に「笑い男」になれたみたいで楽しい!
めちゃくちゃ簡単にできるので、みなさんもぜひ再現してみてください。
※記事内では「笑い男事件」をTV生中継の事件シーンだけを指して書いていますが、本当は一連の企業テロ事件を指します。広い心で読んでください…
あとがき
りょつです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
この記事を書いていて、現実で「笑い男」を演じる私がいるということに気づいて、なるほど~と思いました。
ある程度知名度の高いアニメに感化されて、そのアニメの内容を模倣するこの行為も「スタンドアローンコンプレックス」なのでしょうか?
この記事が、動機ある誰かの意思に届いたら嬉しいです。
またね。