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カオスなパリの誕生日パーティ

2014年、僕はロンドンからパリに向かっていた

今回の目的は「友達の誕生日会に参加する事」

僕の誕生日をお祝いしてくれた
お返しをしなければ!

どこかの偉い人も行っていた
「施されたら施し返す、恩返しです!」
と。。。笑

会場はその子の家
その日は家族にはおばあちゃんちに
行ってもらい貸し切りにしていた様子

お世辞にも広い!という家ではなく
日本で普通の4人家族が住む
マンションぐらいの広さ

家に到着して中に入ると、びっくりした
リビングは、東京の通勤ラッシュの様に
人であふれかえっていた
それもそのはず、参加人数は50人!
そんな誕生日パーティー
日本でも参加したことない笑

日本人はもちろん僕一人
そしてなぜかちらほら仮装している子達も
主役の友達が一番派手なかっこをしてたけど笑

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そんなハロウィンの様な誕生日パーティーは
最初に乾杯を
ひとしきり「おめでとう」を伝えると

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皆、お酒を飲んだりギターを弾いたり
好きな部屋に行って好きな事をしている
そして皆、帰りたい時間になると主役に別れを告げ
続々と帰っていく
こんな自由なのか笑

そして深夜、残ったのは僕を含めた8人程

ここからがカオスなパリのパーティーだった

主役の子が「よーしそろそろゲームやるよ!」
     「みんな集まれー!」
     「truth or action を始めます!」

なになにそれ!?!?

このゲーム実はずいぶん前から始まっていた!
それはパーティーが始まってすぐのこと
”Truth”と”Action”2つの箱が用意されていた

僕は知らなかったが
皆パーティー中にトゥルースには好きな質問を
アクションには好きな命令を
書いた紙を入れていたらしい

そして残った8人で
この2つの箱を真ん中に置き
皆で円を作って囲む

そしてペットボトルを回して口が向いた人が
どちらか好きな方を引いて
Truthなら質問に真実を答えなければならない
Actionなら命令に従わなければいけない

おお!なんか楽しそうなゲーム!と思っていた

でもこの書かれている質問と命令が
ワールドクラスだった。

昔はやった大様ゲームなんてレベルじゃない
日本の草野球大会とメジャーリーグぐらい違った

質問では
「自分が好きな体位」
「性的に好きな部位」
等、しょっぱなから下ネタのアクセル全開笑
そして皆どんどん答えていくしテンポもはやい
もはやTruthの箱には下ネタ以外入ってなかった気がする笑

そしてアクションはもっと過激だ

「トイレの便座をなめる」
「誰かを指名して、その人の鼻に10秒間ディープキス」

やるほうもやられるほうもいやや笑

そして一番えぐい罰ゲームが
「下着になる」

シンプルかつ大胆笑
そしてこれを書いた奴はもう帰っているという笑
どんなんやねん笑

そして犠牲になったのがマリヨンという女の子!

日本ならここでごめんなさい、これは無理
だろう

パリは違った
最初こそ恥ずかしがった物の
マリヨンも仕方ないなと脱いでいく

もう、なんか日本と、罰ゲームのハードルが違う

日本のは罰ゲームは運動会ぐらいのレベル
(僕の経験上)
そして運動会は休みたければ保健室でも休めてた
パリは違った、もはや世界大会だ
そして一度立ったら、逃げられない
そこは戦いの場

マリヨンもよく、ちょっとのためらいで脱げたな
と思っていたら、その後答えが分かった

このゲームをやっている8人

僕とマリヨンと主役のジュスティーヌ

それ以外全員同性愛者だった。

そしてゲームが終わった後
主役の友達からさらに衝撃の事を教えてもらう

「パリでは1回パーティーしたら1回はどっかで誰かが交わってる」

噂では聞いていたけど、凄い皆、性にオープン

そして今回は主役の子の妹の部屋で
同性愛者の男の子同士が始まりかけてたとかなんとか

パリはそういう性に関してすごく寛容やから
色んな人が集まりやすい土地なんやろう

初めての海外の誕生日パーティ
なかなかの文化の違いを感じて
布団に入る僕だった


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