【GPTsが使えるぞ】 独自GPTをノーコードで作れるGPTsでウミガメのスープ作ってみた。
11/7(月)
朝起きて、OpenAIからのメルマガをふと見たところ、Chat GPTが大きなアップデートを発表していた。
楽しみなアップデートがたくさんある中で、GPTsは「独自のChatGPTを自分でもノーコードで構築できる」という機能。
作成したGPTsはApp storeのように、認証された制作者によって作られたものが、公式によってまとめられて誰でも利用できるようになるそう。
楽しみだなあと思っていた矢先(というか、2日間も立たずして)、GPTsが本日11/9が自分のChatGPTで利用可能になっていた。
実験がてら、前々からGPTで作ってみたいと思っていた「ウミガメのスープ」という水平思考クイズを運営してくれるGPTsを作ってみたので、制作画面や実際に遊んでいる様子を載せておく。
GPTsで作ったウミガメのスープ(ユーザー側画面)
言語選択
どの言語でゲームを遊ぶのか選べる
オープニング
設定したプロンプトに沿って、ウミガメのスープを含む、ストーリー一覧を見せてくれて、どのストーリーを遊ぶかを選択できる。
出題
選択したストーリーの出題とゲームルール説明をしてくれる
ゲーム進行
ユーザーからの質問に沿って、YES or NOで回答をしてくれる。
また、YES or NO で答えられない質問の場合は、指摘してくれる。
エンディング
ユーザーが正解・ゲームクリアした時に、真実の物語(ストーリーの全容)を教えてくれる。また、その隠されていた真実に関連するイラストを、DALL-E 3にて自動生成してくれる。
GPTsで作ったウミガメのスープ(管理画面)
Create:ChatGPTとの対話の中でGPTsを作ってもらうモード
画面は左側が作成・編集できる箇所で、右側がプレビュー。
Createモードは、GPTと対話をする中で、どんなGPTsを作りたいのかを会話していき、自動的にGPTがGPTsの設定を進めてくれる。
DALL-E を使用して、アイコンを作ってくれたりと、触ってみると面白い。(ただ細部まではあまり作り込みがしづらいのと、プロンプトが英語で生成されたため、こちらのモードは使用しなかった)
Configure:自分で細かく設定するモード
細かくと言っても、ほぼノーコードなので、とんでもなく楽なことには変わりない。
考え方としては、ここでデフォルトのプロンプトを仕込んでおくと、GPTsがそのように動作してくれるため、ユーザーはGPTsごとのコンセプトや設定に沿ったチャット体験を得られるというもの。
上から
プロフィール画像設定(自分でアップロードするか、DALL-Eでの画像生成を利用するか選べる)
Name:GPTsの名前を決められる
Description:利用ユーザー向けのGPTsの概要説明
Instructions:GPTsに持たせるスクリプト(このゲームの場合は、ゲームのルールやGPTに振る舞ってほしい役割、流れ、ゲームクリア時の処理を、細かくテキストで指示を出している)
Conversation Starters:GPTsを使うユーザーに最初に表示される選択肢(画面右側でチャット入力欄の上に表示されている4つの選択肢。自分の場合は、どの言語で遊ぶかを選べるようにしている)
Knowledge:添付ファイル(自分の場合は、ゲームの中で遊べるストーリーをPDFに格納して、Instructionsが長くなりすぎないようにしている)
Capabilities:GPTのどの技術を使えるようにするか(Web Browsingは検索する機能を持たせられる、DALL-E Image Generationは画像生成、Code Interpreterはコードの生成)
Actions:ちょっとまだわかってないけど、特定の動作を作成しておいて、Action名を呼び出すとかっていうことができるんじゃないかな。サードパーティーからのデータも使えそうだった。
あとは下記の画像のように、公開するだけ。
公開設定は三つある。
いろんな可能性を秘めていて、社内ツールも作れれば、こういうゲームも作れる。いろんな会社のGPT触りまくってみる人が先陣きってGPTsを作っていって欲しい。